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慣れることの悲しさよ
初回はあまりに強烈で感情を激しく揺さぶる 二度目も同じく。 ただしこの激情も三回、四回と続けていくうちに耐性と言う名の惰性に堕っしていくだろう。 既知と無知の間にある無限の差異よ 0と1、つまり有と無。 永遠に到達し得ない距離を思い、一人ため息をつく。 川の流れは止まることなく進み、一瞬であろうとその在り方を停止することはない。 人もまた同じ。進歩していく。 良くも悪くも定まることなくあちらこちらへ全ての方角に。 望んだ場所とは違くても進む。 それを悲しいとも思うだろう それを滑稽なこととも思うだろう。 けれど、だからこそそれはたまらなく美しくみえてくるのだ。 君よ、足を止めることなかれ 君よ、立ち止まることなかれ 慣れの泥に足取られる重さも今は忘れ 憧れ、恋い焦がれ手にすれば当たり前になり それでも心の底から言葉突き上げる 『このままでいいはずはない』 道足りる満足に手を止めれば幸せに沈む愚かさ いつまでも変わらないはずと考える考えの甘さ それでも今だけは 思った瞬間に飲み込まれて停止する心と思考 試行錯誤した後に陥る思考錯誤で鈍る至高の覚悟やがてそれは地獄の末路 掴み続ければ薄氷は溶けて何も残らず 思い焦がれなければ思い出に堕っする 達っしたならばそこからさらに目指すからこそ意味がある道の途上 もしかしたら参上することない山頂の上を見据え、慣れ惰性と共に足を進ませる 未だ道は遠く、先は長く、ただ思えなければ何も出来ずにそこで立ち止まってしまう 慣れることの悲しさよ 君よ、足を止めることなかれ 君よ、立ち止まることなかれ 慣れの泥に足取られる重さも今は忘れ 慣れてしまうことを振り切る心の強さを求める旅の途中 目的地は見つけず、見据えて目指す強さをただ求める。
慣れることの悲しさよ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1143.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 1
作成日時 2019-05-25
コメント日時 2019-05-25
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 1 | 1 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 1 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文