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百合
百合の香りが鼻につく 淡い影に ついていく 部屋を覆って渦巻く 悲しみが溢れているのに 嗚咽と涙は鳴っているのに 香りだけが嫌な華やかさ 使い古された常套句が歌のように流れていく 花に囲まれた華やかな人は もう起きることはないのだろう 悲しみすらも振り切って 遠いところへ行くのだろう 私を置いていくのだろう 貴方の愛は 私の愛は 骨になってもあるのだろうか 百合の香りで目が回る 足が震えてヒールがよろける 喉がギュルリと締め付けられる 百合なんて、嫌いだ
百合 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1700.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 10
作成日時 2019-05-07
コメント日時 2019-05-28
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 5 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 3 | 3 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 10 | 8 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1.7 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.3 | 0 |
音韻 | 0.3 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3.3 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
感情があらわになり、悲しみが胸に響く作品でした。
0沙一様、コメントありがとうございます。 ちぐはぐなっていないか少し不安だったので、そう言っていただけて嬉しいです。
0Sakii様、コメントありがとうございます。 感情を優先して書いたものなので、響いてよかったです。
0拝見しました。 >嗚咽と涙は鳴っているのに 鳴っている、という表現が独創的で良いと思います。 相手の人物はお亡くなりになったのでしょうか。そんな描写がありますが、百合のイメージと上手く合っていると感じます。
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