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トビウオ
光の速さで捨て去りながら僕らは生きる 取り残された古い 愛 正義たちの悲鳴は一瞬で後方へと過ぎ去る 僕ら振り向くべきかい? 立ち止まる? 人間に留まりたければそうすればいいさ 僕らは魚になる それは光速で宇宙空間を泳ぐトビウオだ ふいに次元すら飛び超えてしまう銀のロケットだ 光速では肺なんていらないんだよ エラ呼吸で空間を取り込み速やかに後方へ排出したまえ そんな僕らの愛ってなんだろうね? 地上の法則すら超えた光の世界では 心は未体験の海へ突入する 心臓は形を変え 多次元宇宙を鼓動するエクスタシー そんな空間での愛し方に君は耐えられるだろうか? 一瞬のスパークとなった僕らを仰ぎ見て “愛してる”なんておしゃべりしてる暇はないよ すれ違いなんてものでもない “チラ見”しながらウインクするくらいのもんさ
トビウオ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2606.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 63
作成日時 2019-05-01
コメント日時 2019-05-14
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 0 |
前衛性 | 30 | 1 |
可読性 | 13 | 9 |
エンタメ | 8 | 4 |
技巧 | 7 | 4 |
音韻 | 1 | 0 |
構成 | 2 | 1 |
総合ポイント | 63 | 19 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0.3 | 0 |
前衛性 | 3.8 | 0 |
可読性 | 1.6 | 1 |
エンタメ | 1 | 0 |
技巧 | 0.9 | 0 |
音韻 | 0.1 | 0 |
構成 | 0.3 | 0 |
総合 | 7.9 | 2.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「僕らは魚になる」 から夢中になりました! カッコいい、クールな詩ですね。 とても個性が出た詩だと思いました。 良かったです。
0テーマは「進化」なのだと思うのですが、それが「魚になる」というのが面白いなと思いました。だって、魚になるのならば、それは「進化」ではなく「退化」ですものね。 でも、「進化」ってもしかしたらそういうことなのかもしれない。それは一見、「退化」にしか見えないものかもしれない。それこそ「人間に留まりた」い人にとっては。肺で呼吸し、のろのろと地上を歩き回る「人間」にとっては。 いい詩ですね。とても好きです。
0せいろん様 ありがとうございます! 自分なりの『個性』とは何だろう?と考えていたこともところでもあり、 個性的、などの感想をいただきほっとしました。 この路線?でいこうかななどと思っています。 哀愁亭様 トビウオという比喩?を使って「過去と未来」「コミュ二ケーションの形態」など、 今後色々追求できたらいいなとも考えております。 ご指摘のとおり進化と退化的な、時間軸(そして現在)もテーマに含まれます。 ありがとうございました!
0可読性のための保険のように感じられた箇所がありました。つまり作品として饒舌に思える部分です。それらが無くても十分に読みやすく魅力的な作品だと感じます。 乱暴をお許しいただけるのなら、私であれば >僕ら振り向くべきかい? >立ち止まる? >人間に留まりたければそうすればいいさ >そんな僕らの愛ってなんだろうね? >そんな空間での愛し方に君は耐えられるだろうか? これらは思い切って削り、また推敲を重ねると思います。
0斉藤木馬様 乱暴なんてとんでもないです! どんどん指摘してやって下さい。 これはまさに『光速で書いた』ものを手直ししたもので、 ・呼びかけ?みたいな部分は、その勢いみたいなものに繋がってるんではないか? ・『読みなれてない人』にも狙いが分かりやすくならないか(テレビでもテロップなどが付きまくる時代ですね)、などとも考えていました。 しかしご指摘を見て、客観性についての考え方も独りよがりになってないかなど、 トレーニングの為に色々考えてみたいと思います。
0沙一様 読みやすさも自分なりに考慮しつつ、 少しシュール?な表現も入れることが出来ればと思ってますが、なかなか難しいですね。 さらにシュールレアリズム的なものにも挑戦できれば・・・ 神はデュシャンですが恋人はロートレアモンなので!? 感想ありがとうございました。
0冒頭人は常に多くの可能性を捨てて生きている、という風に解釈しました。 内容もそうですがスピーディーでたたみかけるような作風が魅力ですね。ただ、直載的で行間に余韻がないのが少し物足りなかったかなと思いました。 それでも十分楽しめました。ありがとうございます。
0岩垣弥生様 仰るように『叩きつけるような勢い』で書きたい、という欲求に駆られ書きました。 一方でジレンマも感じまして・・・ ご指摘のように『行間、味』のようなものと『勢い』はなかなか両立が難しいのか、など。 それとも詩によって『勢い』なり『味』など重要視するものを絞って書くべきか?などなど。 次回は『味重視』みたいな方向に挑戦しようか、なととも考えております こちらこそありがとうございました!
0トビウオは人間の比喩なのでしょうが、なんだか、人工生命や人工知能の比喩でもありそうですね。そんなトビウオをもう少しだけ、擬人化しても面白いと思いました。今後も楽しげな詩ですね。
0竜野欠伸様 擬人化ですか、なるほど! AIみたいなイメージは無かったですが、それも面白そうですね。 なんだか色々アイディアまで頂いた気がします。ありがとうがざいました! 色々スキルを身に着ける必用性も感じてますが、やってみます。
0拝見しました。 スピード感が魅力的に感じました。 やや観念的すぎる気もしましたので、主人公の外の内容も合わせて読みたくなりました。
0ふじりゅう様 ありがとうございます! 『やや観念的すぎる』とのご指摘、その辺が自分の書いたものの物足りない部分かもしれませんし、 自分という人間そのものかもしれません(つまり人としての弱点!?) 難しいですね! いろいろぶち当たる必用があるように感じます。
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