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自分を忘れてしまった夕立
雨が降っていると気付いた それは熱線を散らしながら感覚を奪っていく それ以外を僕は今、感じれない 他のことを感じれなくなることが嬉しくて その水を狂った思考が浴びさせる けれど その雨は僕が既知とするものではないと 羽毛に包まれたような柔らかさと暑さで気づく 金剛石が僕を避けて落ちていく それを拾うためにかがんで
自分を忘れてしまった夕立 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1313.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 3
作成日時 2019-04-28
コメント日時 2019-04-30
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 3 | 3 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
外部に対する情景描写の母音がuで終わっている(それは熱線を散らしながら感覚を奪っていく、その水を狂った思考が浴びさせる、羽毛に包まれたような柔らかさと暑さで気づく、金剛石が僕を避けて落ちていく)ところから、読んでいて心地よさを感じました。 >それを拾うためにかがんで ここで途切れているのも余韻が深く感じられます。
0知っているはずの”雨”ですが、他者の目や感覚を通し、紡がれると異なったものに聞こえ、とても楽しかったです。楽しいという言葉はちょっと違う気もしますが、人の感覚を読むというのは楽しいものなのです。 ”けれど その雨は僕が既知とするものではないと...” このフレーズか好きです。
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