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PIPI粘膜 ~林千歩《人工的な恋人と本当の愛―Artificial Lover & True Love―》から~
オフィスラブって爛れるよね 動かぬままに百面相 夢が貼りつく。 文字は溢れさせておけばそのまま呪詛になります 高田はまだ下階にいるのに 体温25℃ プレハブ壁なのは経済的理由からです あなた、見ていないようで実はしっかり捉えている (胸元をただす)(髪飾りがゆれる) (臀部は球体に最も近い存在の一つだ) 土は無機質だということを私たちは今一度理解しなくてはいけない かがんでみれば 棚に首 (人工物です。) 自由にできないものだから時おり暴れるのに、 それを稼ぎにしているなんて、 地獄に堕ちるわ (あなたの後ろに私の顔が大きく映し出される) 下階から爆発音が流れてくる 屋内というのは四角いものだって相場が決まっています 画面と言う画面 本来の使い方をされていない 胸ポケットから新品の歯ブラシがのぞいている
PIPI粘膜 ~林千歩《人工的な恋人と本当の愛―Artificial Lover & True Love―》から~ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2596.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 53
作成日時 2019-04-04
コメント日時 2019-04-21
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 23 | 21 |
可読性 | 5 | 3 |
エンタメ | 7 | 6 |
技巧 | 11 | 9 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 6 | 6 |
総合ポイント | 53 | 46 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0.1 | 0 |
前衛性 | 2.6 | 2 |
可読性 | 0.6 | 0 |
エンタメ | 0.8 | 0 |
技巧 | 1.2 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0.7 | 0 |
総合 | 5.9 | 4 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
昨日、六本木の森美術館で開催中の「六本木クロッシング2019展:つないでみる」に行きまして、その場で書いた詩です。 https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/roppongicrossing2019/index.html (林氏の作品は撮影が許可されています)
0知り合いが職場の人が、オフィスでやってるのみて気持ちが不安定になったっていってた。
0小林さん 画面サイズはまったく考慮に入れてなかったというか、それでの印象の変化があるとは別に思ってなかったというのが本音です
0地獄に堕ちるわ 爆発音 で最後の画像… 少し恐ろしい心地で、でも心地よかったです。 とても緊張して拝見しましたが、技術は勿論のこと渡辺八畳さんは色んな詩を書ける、引き出しの多い方だと思います。また拝見させてください!
0せいろんさん 色んな詩を書ける、というかむしろ「時期によって書ける詩がころころ変わる」と言うのが正確かなと自分では思っています 現在「オホーツクの岬」とか「サバンナの光と液」みたいな詩は書けなくなっていて、しかしその流れに逆らわず今書けるものを書いた結果が今作です
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