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友の詩
カレンダーを これから旅立つ友だちにもらって 廊下にかけた それは ラウンジの一人がけのソファに座ると 真正面にあって ふとスマホから目を離したりすると かつては真っ白な壁だったところに なにかあるなと思って いまさらのように気づく それは日本の心 富士山と題された 富士山をあらゆる構図で収めた 美しい写真のついたカレンダーで なんとなくダサいが やっぱり富士山はキレイだ 酒好きだった友だちと一緒に買った ウィスキーをロックで注いで 傾ける ふとカレンダーが目に入り それを火がつくまでみつめる 2月は28日までだったんだね そんなの当たり前のことで 富士山はキレイで 人とはお別れしなきゃいけない そんなのは当たり前のことで 強くなきゃいけない 美しくなきゃいけない 人に優しくなきゃいけない 大人だから なにもかもに 責任をもたなきゃならない 夢を見ることや いつか死ぬこと そんなのも 当たり前のこと 神さまが 僕らに足をくれたのは まだ見ぬ世界を進むため そんな当たり前の いろいろのことで 僕らはできてるのに 風が吹いて カレンダーがめくれるうちに なにもかもすっかり忘れて ほんのすこしの 忘れられないことだけを思いながら ぼくらは生きていくんだ
友の詩 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1181.7
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-02-15
コメント日時 2019-02-17
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
後半の「ほんのすこしの〜」から始まるところがとてもお気に入りです!! 他の方も書かれていますが、本当に純真な詩。良かったです。
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