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無題
手につかまえる 雲のかけらが いまことばとなって 紙に定着する、 紙はすこし濡れる。 あたらしいことばが好きだが 古語も知らなければあたらしいことば あらためて時間をゆっくりころがし 雪だるまにしたら読書に耽ろう。 才はない、とつくづく思う しかしやってみなければわからない。 なにより滋養が必要だ、カツサンド食べる。 空腹では、血は腹へいってしまうので。 きみは神さまを信じているか。 じぶんの神さまを信じているか。 わたしはじぶんの神さまを奉り 袖をひいて歩いた或る日に帰りたい。 嗚呼、 今日もことばがしっちゃかめっちゃかだ。 頭のなかからうるさい言葉は天へ還る。 背骨より天へ還る諸々の感情たち。 混乱、して いる、 から 混乱した文となる。 やがて雨がふり、すべてが濡れて わたしは二度の吐血をする。 竹はかわらずさやかにふるえ この 手につかまえる 雲があたらしいおみきにでもなって 願いのひとつやふたつかけてみたくなる。
無題 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1137.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-02-15
コメント日時 2019-02-18
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
雲のかけらだから紙がぬれるのはかなり好き。設定が徹底されているなと感じる ただそれ以外のところは割と詩人が思うことのあるあるネタだなって印象で新鮮さは無い
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