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風が吹いている
涙があふれるのは 風が吹いているあかし あなたの悲しみを 遥か彼方へ連れ去ろうと 一心に吹いているのです 呪いと化した記憶が 喉のおくに詰まっている 吸い込めない空気を 肺が待っている 時を止めてと叫んでも ただ ただ静かに 明日はやってくる 太陽は本能で沈む 春に桜が花ひらく頃には この気持ちも溶けているのでしょうか 乾いた淡い色の上に あざやかな絵の具を塗っていくように 冷えていく思い出が すこしずつ泡になるように 風が吹いている 頬をつたうしずくが いつのまにか消えていた あなたは微笑んだ そしてまた だれかの心に 風が吹くのです やさしい風が吹きぬけるのです
風が吹いている ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 959.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-12-20
コメント日時 2018-12-25
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
最後の一連で、特に「のです」を続けたせいで全体が僧侶か何かの説教のようになってしまった感があります。そこが惜しい。内容自体は誰もが通る、描きたいであろう、過去のトラウマや傷を自然や時間が癒していく詩という印象がしましたが、もう一歩何かエモーショナルな要素、驚きがあったら良かったかなとも思いました。
0読後感が「のです」は柔らかくなだらかに感じました。「んです」だと作品に強過ぎる強さを与えますね。だから「のです」に賛成。やさしい風ですもの。
0stereotype2085さん 読んでいただいてありがとうございます。確かに最後の連だけ見ると「説教」のようですね… もうちょっと工夫すればよかったです。ありがとうございます つきみさん 読んでいただいてありがとうございます。「んです」だと、なんだか雑な感じがしたんですよね。口語感というか。 詩という形にするために「のです」を使いました。しかしちょっと「のです」を使いすぎましたね。 ありがとうございます
0先月投稿作品より傷、痛みといったものが和らいだような印象を受けますね。 なんとか対処しているところでしょうか。 「のです」の使い方で意見がでているようですが。 いっそ、一連目の最後を「一心に」、六連目の最後を「やさしい風が」だけにしてしまうのはどうでしょう? 自分だったらこうしてしまうんで。
0痛みや苦しみが緩やかに癒えていく。柔らかな感触の作品ですね。時間の経過を恐れながらも春を待つ気持ちが切ない。
0書き込み失礼いたします。 「あざやかな絵の具を塗っていくように」 この一文が特に好きです。 あくまで私の感想になりますが、「そしてまた だれかの心に 風が吹くのです やさしい風が吹きぬけるのです」この連は無くても十分だと感じます。
0羽田恭さま 読んでいただいてありがとうございます。 先月に投稿した作品は刺激がつよいものばかり投稿してしまったので、自分の違う一面も見てもらいたいという意味もかねてこの詩を投稿しました。 アドバイス、ありがとうございます。たしかに「一心に」や「やさしい風が」だけにすれば連の最後が強調されていいですね。今後の作品に活かしていきたいと思います。 帆場蔵人さま 読んでいただき、そして「柔らかな感触の作品」と評をして頂いてありがとうございます。 とても嬉しいです。ありがとうございます。 梓ゆいさま 読んでいただいてありがとうございます。 特に好きと仰って頂いた「あざやかな絵の具を塗っていくように」ですが、「置いていくように」と「塗っていくように」で非常に迷いました。また、最後の連は必要ないとのことですが、私は最後の連がこの詩の終わりに適していると思っております。アドバイスありがとうございました。
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