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カレンダーにない町
あてがないのは 悲観すべきことではなく ただ思いつかないだけで できれば四季折々の景色を養分に 生きていきたいという なだらかな希望 ペダルと前かご 赤い反射板を修理した自転車で なだらかな丘を 登りたいけれど 都合よくそんな場所はない 昨日本で見たばかりの 知らなかった言葉に 途中下車の洋菓子店で出会う 夏の高揚はもうすぐ終わる 日射しは鋭く風は冷たい 髪は熱されて けたたましいブレーキの音で 風に逆らう 今年は涼しくなるのが早い 速い? 何者か分からないまま追い越して 橋を渡ると それは丘のように盛り上がっていて 少し嬉しい 川沿いの欅の木にカメラを設置して 一年を観察したいと思った
カレンダーにない町 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1041.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-12-13
コメント日時 2018-12-14
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
第1連が気持ちよく入ってきますね。優しい言葉です。悲観すべきことじゃないんだ、と素直に思えました。それでいて求めてしまう心情も感じました。最終連の一年を観察したいと思った、に日常のありふれた光景と捉えがちなものを楽しむ、詩人らしい視点を感じました。
0一言で言うと。とても自由。
0帆場蔵人さま。コメントありがとうございます!第一連は、久々にアイデアが降ってくる感じで一気に書けた箇所で、私もけっこう気に入っています。逆に次の連からハードルがめちゃ上がったりしますが…笑
0つきみさま。コメントありがとうございます!自由、なのか……としばらく考えました。舞台設定をガチガチに詰めすぎないようにはしています。読者の解釈の余地を広く取っておきたいというか。
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