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無題
暗く軋み続ける肋骨の隙間から 押し広げられるような痛みに 叫びたい叫べない声を殺して 今日も苦しいよ狂いそうなくらい 副作用でぼやけた視界 周りを見渡しても自分が何を 探しているのかわからない ぐるぐるぐるぐる回り続ける 思考にも似た空 涙が流れた跡 いつもより冷たく感じて こんなにも辛いのに 何故だか笑えてきてしまう 少しでも気を抜いたら 自分を保てなくなりそうで ただただこわい 誰でもいい 暖かい胸の中で眠りたい
無題 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1060.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-12-09
コメント日時 2018-12-11
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
拝見しました。 副作用、で苦しむ主人公の詩ですが、この副作用に隠されたものがあるように思います。つまり薬系の副作用ではなく、失恋、恋の副作用が起こっているのではないかと。そう思って再読すると、詩の世界が開けたような面白い感触が味わえます。それは私が大好きな感覚です。(解釈が間違っていたら申し訳ありません。) 転じて、なぜタイトルが無題なのか、が気になるところです。ただの空っぽを表すのなら、空白、無、など、ちょっと捻って、空き瓶、とか、そっち系にすればいいですし、そもそも無題、は相当思いの込められたパワーのある言葉ですので、個人的には安易に無題、とするべきではなかったのではないかと。何故なら、タイトルとして付ける言葉も見つからないくらい内容が複雑怪奇な作品や、余りにも無情すぎて、また何らかの要因で(作者的な要因含めて)タイトルすら付けたくない作品、という解釈にならざるをえないからです。つまり無題という言葉が余りに強すぎて、内容は割とありふれたテーマであるだけにギャップが凄まじいことになっております。少し勿体ない気がします。
0ふじりゅうさん、コメントありがとうございます。 副作用からそこまで読み取っていただけるとは、驚きました。 仮題は「空絵」だったのですが、あまりピンとこず、他に思いつくものもなく…といった感じで無題にしてしまいました。 次はもう少しタイトルに時間をかけて考えてみますね。
0誰でもいいは、だれもいない。痛切に詩が展開されている。けれど。勿体ない。もっと肉迫があれば、刺さるのに。届いてこない感じでした。でも、読めて良かったです。
0切実な思いは伝わって参ります。しかし作中話者固有の思いとしては表現しきれていないように感じました。ひとつには言葉選びがいささか凡庸であること、ひとつには構成の起承転結があまり感じられないことでしょうか。乱暴な意見で恐縮ですが、例えばすべての連をランダムにシャッフルしても成立してしまうのではないかと思うのです。
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