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「願望」
何もできない 何も知らない自分を この目で見続けるのが嫌になった いくつになっても追いかけて いくつになっても走り続けてる そんな自分が嫌になってきた 僕は貴女の何を見てきたのだろう 僕は貴方の何を思い続けたのだろう 今本当に何を信じるべきなのかわからない 一人になりたい いっそ消えてしまいたい 被害妄想や独りよがりに埋もれる僕なんて 誰も好きになることなんてない だから あの日から 本気の恋をするのをやめることにした 遊びの恋愛は妄想の中で楽しんで 現実の恋愛はすべて放棄 パソコンのごみ箱にカーソルで資料を持っていくくらい簡単に 年齢的にアウトな大人丸出しの年代 普通なら結婚して子供がいてもいいそんな年代 普通でいることが正しいのか? そもそも普通ってなんだ? 普通が何かわからない 周りと同じように結婚して子供作って年取って死ぬことか? それを理解できない僕が阿呆なのか? 普通を強要されるのが嫌で嫌で仕方がない 普通って生き物に侵食されている日常が嫌で嫌で仕方がない そんな普通の生活に足突っ込んで生きている自分が嫌で嫌で仕方がない そんな僕を喰い殺してくれる奴いないだろうか 自分で自分を喰い殺すのにもう飽きた 骨までしゃぶり尽くす位自分を殺してきたから 自分の血だってほとんど飲みつくした 自分の血の鉄分の味ですら覚えてしまった そんな僕を喰い殺してくれる愚かな奴を見てみたい この目で見て この目で拝んでからでないと 生きた心地がしないんだよ 誰もが僕を嫌っている 誰も僕なんて愛してくれない だから自分で自分を殺し続けて そんな自分を教え込んだ でも それも飽きた 新鮮な空気が欲しいんだ 剥き出しの骨と神経を刺激してほしいんだ 脳内に新鮮な血液を流してほしいんだ 動けるように 動けるように また 何かを貪れる様に 僕が獣に戻れるように それを望んでくれる奴を僕に
「願望」 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1142.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-12-01
コメント日時 2018-12-13
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
苦悩と願望ですね。
0願望が体に入ってくるようで、飲み込めて、好みの詩だと思いました。 わがままに、わがままな願望。 願望、ただそれだけが詰まっているように感じました。
0語り手が持っている絶望感が全面にあって、心情を読み解くのが容易く出来てしまう。いや、容易く出来るなどとコメントするべきではないのかと気を使ってしまうぐらいに負の言葉を出し尽くされた感がある。語り手が自己否定する言葉の真逆が願望として読める。しかも確定された願望として。私にとっての自己否定とは他者への赦しを乞うある種のメッセージで、自分を本質的には否定していない。この定義は一般的ではないと思う。しかし、本質的な自己否定など私には怖くて出来ないし、生きれない。生きることを前提とするからこそ絶望。であるならば、自己否定に希望が見出せる。本作は個人的な願望が普遍的な希望にまで昇華された作品まで到達していないと思う。それはそれでいいとも思う。希望などという物言いは陳腐過ぎる。しかし、ここまで絶望で埋め尽くす書きが出来ているのだから、陳腐にならない必然的に宿る希望を書けると思う。
0改めて読みました。願望は切望、慟哭、苦悩、独白を感じました。
0<つきみさん 2度も拝読して頂きありがとうございます。この詩を書いた時、本当にいろいろな感情が渦巻いている状態でした。なので、この詩の中の何かの感情を感じていただいたこと嬉しかったです。これからも掲載していきますのでよろしくお願いいたします。 <しょうこさん 好みの詩、その言葉すごく嬉しいです。この詩を書いた時、いろいろな感情が私の中にありました。それが、一つの我儘を生み出して、この詩が出来上がったのだと思います。これからも色々書いていきますのでよろしくお願いいたします。 <みうらさん コメントに気を使うくらいの詩を掲載して申し訳ありません。 この詩を書いた時、ある願望があって、それが崩れていくように感じたことで色々な感情が出てきて出来た詩です。なので、たくさん絶望が吐き出しました。自分でも「ここまで吐き出す?」というくらい沢山。陳腐にならないような希望の詩も書けるように頑張ります。 <小林素顔さん ありがとうございます。この詩に「リズム感がない」「メッセージ性がない」と感じられるのは、その時の感情に任せて書いてできた詩だからだと思います。その為、小林さんが指摘されている状態になったのかもしれません。私自身も、ご提案できる立場です。こちらこそよろしくお願い申し上げます。
0僕もこういう詩を書きたくなる時があります。やっぱりもう一段階昇華させないとダメなんでしょうね。僕も努力します。
0<IHクッキングヒーター(2.5kW)さん コメントありがとうございます。この時は、もう凄く沢山の感情が渦巻いていてすごくしんどかったです。その中で出来た詩です。私もまだまだで、もう一段消化しないといけないなって思いました。これからもよろしくお願いたします。
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