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素敵な満月
静かな夜に 駆け上がる 誰も気付かないの 誰も気付けないの 息をする余裕すらもなく ただ、黙々と 息を飲む余裕すらもなく ただ、じっと見つめて 駆けて 駆けて 駆けて 綺麗な衣 舞い上がる 今宵は素敵な満月さ 静かな夜に 昇ったきみを ああ、ぼくは 涙無しには 見ていられなかったよ
素敵な満月 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 988.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-09-30
コメント日時 2018-10-12
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
拝見しました。 夜を舞台にした詩は割とよく見かけますが、タイトル「素敵な満月」は中々珍しいのではないでしょうか。 さて内容です。「静かな」夜に「駆け上が」るという表現が使われていますが、これは「静かな夜に 昇ったきみを」とある通り「きみ」の行動です。主人公の行動は「ただ、黙々と」「ただ、じっと見つめて」いるということになるようです。最後「涙」を流しながら「駆け」「昇」る「きみ」をただ漫然と見ている主人公。満月に昇るという状況はかぐや姫を連想させますし、「衣」も天の羽衣と考えれば説明がつきます。つまりかぐや姫の1シーンを捉えた詩ではないかと考えました。もう一説、「天へ昇る」という状況は死を連想させます。「きみ」の死を息を飲む余裕もなく見つめる主人公。だから「涙無しには」いられなかったのかも知れません。
0綺麗な衣 舞い上がる 今宵は素敵な満月さ ここが一番好きでした。 衣がなんだかなめらかな雲のようにも感じられて、おぼろ月を思わせられました。
0言葉のリズムがいいですね みずみずしくまとまった詩だと思いました
0個人的な話で恐縮ですが、私はめっきり夜遊びをしなくなり、久しく夜空を眺めておりませんでした。それがつい先日、夜の海に照り返すお月さんを見る機会に恵まれて甚く心動かされたばかりです。この作品を拝読してあの時の感動をまた反芻しております。ありがとうございました。
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