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つめをかむ
歩いているとけりとばす ころがる小石はみぞへ落ちる 彼方に落ちてく太陽を 眺めながら考える 大嫌い ( 大好き ) なあの人も同じようにけりとばせればいいのにと シャワーを浴びるとあらわれる 黒くて大きいゴキブリ 涙の粒を 落としながら考える 自分の嫉妬心も同じように黒くて大きいと 部屋にいると聞こえてくる 近くをすぎてくジェットのとどろき 窓を閉めて考える 太陽が彼方へ落ちるように このまま ( 飛行機も ) 墜ちてしまえばいいのにと 咳を出すと思う 何か重大な病かもしれない ベッドに潜って考える 太陽が彼方へ落ちるように このまま ( 命も ) 落ちてしまえばいいのにと 目が覚めると悲しくなっていた 悪い夢でもみたのだろうか カレンダーを見ながら考えた 昨夜の夢の美しさ 覚めてしまってから後悔する 殴ってしまってから後悔するように 或いは 生まれてしまってから後悔するように 今朝の天気の青白さ 植物の緑はうすれていく
つめをかむ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 923.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-09-10
コメント日時 2018-09-11
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
あぁ、あるあると身に染み入って感じられる詩でした。4連目までは同じ構成で綴られていますね。やや予想できてしまうので、文体に変化がほしいと思いました。自分の気持ちとゴキブリを重ねている所は、自己嫌悪が伝わり良いなと感じました。
0ちら出しする残酷性がいい。愛と資本主義に生きるアンニュイな女子が出てる。ハンドルネームも光ってますね。
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