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鉄塔
鏡がなければ恋はもっと簡単だ 自己愛を補完するのが愛し合うこと 傷つけられた自己愛は金属コートで無敵になる いつからか 雨は冷たくて濡れるものになり 雪は滑って面倒くさいものになった 自然は従えられるべきものになった 祈っている 良いことも悪いこともある コミュニケーションは善と悪を生み出す 人類の愚かさと僕の愚かさ 鉄塔のてっぺんの点滅する赤い光 どこかへ行くのだと思っていた 今僕はどこへ行くべきか 愛がくだらないとは思わない 無我よ お前は何かを見るか
鉄塔 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 984.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-08-23
コメント日時 2018-08-25
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
冒頭から中盤にかけて愛について、または愛から派生する諸々の行為について否定的でありながら、それは綿々と受け継がれてきた人々の営為との観点からか、「愛がくだらないとは思わない」と書かれている。そしてその葛藤から「今僕はどこへ行くべきか」「無我よ お前は何かを見るか」と来る。シンプルですが良いと思います。短いレスですが。
0stereotype2085さん こんにちは。お読みくださりありがとうございます。ご批評くださりありがとうございます。 愛といっても色々ある中で、恋愛あこがれ中毒症状中です。しかし、愛というのは、間違うと、 どうなるんでしょうね。程度を知らないと、みっともないのではないか。宝石のようであってほしい。 鉄塔のてっぺんの赤い光の明滅は、情緒を掻き立てます。もう秋です。 「無我」というのは、横山大観の絵にありまして、大変にいい絵です。
0「鉄塔のてっぺんの点滅する赤い光 どこかへ行くのだと思っていた」 夜の底をくすぐるように 赤くもだえている君たちのツブツブの ・・・いや、すべてが消え去った夜があった 底冷えする春の・・・ その話はもうよそう どこにも行けない、ということが、わかっただけ どこにも行きたくない、ということもわかったので 君と一緒に 夜の赤い光の点滅を見ている 僕は君と会ったことがない それでも君が今、空を見ていて 空が暗くつながっていて その向こうから何万光年も時間を費やして 僕等に迫って来るものがある 鉄塔のてっぺんの点滅する赤い光 数十万年後に地球がとっくに滅び去って それでもこの赤い光は 届く人を求めて探して 宇宙空間を飛行し続けている そこには、きっと君の言葉も 絡んで濡れて光っている いつか手繰り寄せる手のために それは蒼ざめた肌かもしれない 緑色の肌かもしれない その指先のぬくもりのために 僕らは今 別々の場所で 互いに断絶しながら 同じものを 見ている
0まりもさん お読みくださり、ありがとうございます。返詩いただき、ありがとうございます。 一連は、何か良い初めての経験をしたということなのか、とか、思いました。 赤いランプについて、様々な想像をしてくださって、つながったなあという感想を持ちました。 夜と、空と、人とが、ぬくもりを抱いている二人の断絶とかすかなつながり、一場の余興として、 上出来で、素晴らしいと思いました。ありがとうございます。
0何か自分に共通することがあるような気がして、コメントせずにはいられませんでした。 >今僕はどこへ行くべきか >愛がくだらないとは思わない この部分が好きです。
0IHクッキングヒーター(2.5kw)さん こんばんは。読んで批評してくださり、ありがとうございます。 共通することがありましたか。夢を持ち続けていることに純粋な気持ちが体の奥にあるような気が、僕はしているのですが。 二行の言葉を、好きと言ってくださり、大変にうれしいです。IHさんはどんな気持ちを持って進んでいくのかな、そんなことも 考えました。
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