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幸せな時間候補探していくよ
人が蟻のように歩いている 1人は震えながら もう1人は高いところから見たから 最後は皮肉を込めて、さ 「なんて事!」 歩きすぎると足の裏の赤血球が潰れる 足と地面がギロチンのよう いつか赤いマッシュルームができあがるぞ 目の前が幻想と混じり合う スポーツドリンクも血の味する始末さ ゲリラ豪雨で傘がない 「空飛ぶ絨毯呼んで来い! 頭上に飛んで来い!」 掻くほどに増える赤い点々を見ては 満たされているようで傷ついていることに気付く 似たような煙がある訳さ 他にも似たような、恐ろしい夢が存在るんだ 出したオデコは豆電球 夕陽で見えやしない 狼少年エイプリル・フール ネズミがベベタで悔しがる 亀にも抜かされる どんでん返しのまた逆転 蔓延るキリギリス カニさんカニさんどこ行くの 「田舎に帰ります」 全然前世がわかりません 来世もわからない 五感を使って情報収集 肩書きは左脳に叩き込んで 左目に入った光を集め 握手も左手で 1%をかき集め(実はそのままで1100にできる) 100%から引いて行く 0から始めるために お香の香りがしたんだ 蔓延るキリギリス、あの世はもうぱんぱん! おいらも、いつかいくけれど、さ 幸せな時間はまだありそうだから 候補で良いから、探して生きていくよ
幸せな時間候補探していくよ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1057.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-08-16
コメント日時 2018-08-19
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
リズムがとてもいい。ぽんぽん読めるの、すっごく好きです。個人的に「…、さ」とか「おいら」とか、いいですよね、なんとなくですけど痺れる感じがするんですよね、ちょうどハリウッド映画を日本語翻訳で見てるような。蟻とか、赤血球とか、赤い点々とか、蔓延るキリギリスとかも好きでした。うじゃうじゃが見えます。これからも楽しみにしています。
0ところどころに魅かれるフレーズが。 >いつか赤いマシュルームができあがるぞ >全然前世がわかりません >来世もわからない などなど。 見え隠れする物語を僕的には明らかに見たい気持ちになりました。僕には少しカオス感が強かったかな。でも、意図されて物語を崩しにいってるようにも思えました。前作のある夜な恐怖も、やはり物語を崩していて。言い方を代えると、フレーズとフレーズが断線していて、ノイズになって残るような。 読み進めているうちに僕には話者の滲み出る情緒がどうしても気になってしまう。例えば、前世と来世がわからないという情が掛かってるのはキリギリスとカニの様なのかなあ、という。話者が抱えているであろうバックボーンの物語。それを知りたくなる作品でした。
0何気ない日常から感じた「雑感」とでもいうべきものを、序盤はしっかりとした面白味のある詩に仕上げていて、読んでいて「楽しいな」と普通に思いました。中盤から後半にかけては「日常」から離れていき、アリューさんの詩世界へ引き込んでいる。そして最後には「現実」「日常」に戻り、「幸せな時間はまだありそうだから 候補で良いから、探して生きていくよ」と締まる。どこか夏に吹き込んできた一陣の涼風という印象で、とても心地よかったです。
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