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In Blue
えー、あー、と、 朝のうがい 吐き出してしまえば、 すぐにお別れ えー、あー、と、 声に出してみる、湯船のなか 外には届かないけれど、 空気は水面へ向かう えー、あー、と、 潜ってみた、プールのなか 浮かび上がれば、現実へ 水の中は、世界との断絶 地上の孤独に耐え切れず、 「個」が強すぎるこの世界に嫌気がさし、 ちょっとずつ、ちょっとずつ、海のなかへ 水と一体に、もはや「個」ではない 連続性の中へ飛び込もう それでも、 えー、あー、と、声を出してみれば、 まだつながりはある ほんの一分の逃避行 その延長という誘惑に負けないで 顔をあげて、えー、あー、と、 それでダメなら、もういちど、水のなかへ その行ったり来たりを繰り返しながら、 その逃げ場所を確保しながら、 ひとりぼっちの世界をたんたんと、 歩いていくわたくしとあなた
In Blue ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 904.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-05-20
コメント日時 2018-05-23
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「個」的な「えー、あー、」が「連続」的な水中、海中に発せられて、しかもその「えー、あー、」によって「ひとりぼっちの世界」に「つながりはある」世界構造。よく考え、とらえられた世界観だと思う。最後の「あなた」の語が、突然過ぎて少し気になるか。「わたくし」もしくは「わたくしたち」として止めておいた方が良かったように感じた。
0南雲 安晴 様 コメント誠にありがとうございます。「わたくしとあなた」というのは、パッと頭に浮かんだフレーズで、読み返したときに「個」である「わたくし」と「あなた」が連続性の中に飛び込むイメージが浮かんだため、このようにしました。ただ、「あなた」と限定せずに、「わたくしたち」としたほうが解釈の幅が広がって良かったのかもしれません。参考にさせていただきます。改めてありがとうございます!
0花緒 様 コメント誠にありがとうございます。「えー、あー」については、水の中にいるときの言葉にならない言葉をイメージして入れたのですが、あまり深く考えていなかったため、必然性がないとご指摘を受けてぎくりとしました。全体のリズムを考えてもう一度言葉選びを再考し、再構成してみようと思います。改めてありがとうございます!
0おはようございます。 「えー、あー、と、」の「と、」と次の語との間に気持ちのいい間があって、その繰り返しがよいリズムをつくるのにいい仕事をしているように思います。ここちよい呼吸を感じました。
0藤一紀 様 コメント誠にありがとうございます。「よいリズム」「ここちよい呼吸」と言っていただきとても嬉しいです。何かのメロディを聞いて即興で詩を書くことが多いので、そのリズムが反映されているのかもしれません。
0藤一紀 様 コメント誠にありがとうございます。「よいリズム」「ここちよい呼吸」と言っていただきとても嬉しいです。何かのメロディを聞いて即興で詩を書くことが多いので、そのリズムが反映されているのかもしれません。
0藤一紀 様 コメント誠にありがとうございます。「よいリズム」「ここちよい呼吸」と言っていただきとても嬉しいです。この詩もそうですが、何かのメロディを聞いて即興で詩を書くことが多いので、そのリズムが反映されているのかもしれません。
0すみません、パソコンがフリーズしたときに複数回「送信」を押してしまった影響か、同じコメントを3回投稿してしまいました…。もし可能でしたらこのコメントも含め、削除をお願いいたします…。申し訳ありません。
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