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pivot(或いは福音)
「でさ、あんたらに、」 「結局、なにが出来んの」 獣欲の3 石で出来た5 歴史的双子、6と7 シングルコイルとハムバッカー 半眼 吐き出される煙 「あんたらは結局、そのまま老いていくんだろうね」 そう言えば、小学校を卒業した時から伸びない私の身長は、一体なんの象徴だろう ナイフ 彼らは死を知らんのね 知らない奴らが 何をのたまうんだろうか 「全部の表現は、死から逃れようとする生命の醜悪なる福音、全部」 私さ、キミと失踪したいな 嵐が来れば良い 叩きつける雨と風と雷の音と 白いシーツに包まって いつまでも甘い肉を食んでたい ピストル 単純なのが好きなんだよ 「壊すの、全然好きじゃ無いんでしょう。 いつまでも壊されている気なの。 いつまで都合の良い夢を見ている気なの」 ピンクとブルーと氷と白 檸檬を絞ったソーダとマンデリンのコーヒー 犬の毛並みと猫の声 空 昏くなってく 月の残像のような太陽がぴかぴか 嵐が来るよ キミのセックスの時の表情 好き ざああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ…! いつか 福音が鳴って 私の全てが 溶けていく 重なっていく 君の声と私が重なって 私は消えてしまうだろう 私は 横になったまま 破壊されていく 鼓膜の感触に 歓喜の涙が 落ちるに 任せる 私の鼓動が 嵐のリズムと重なって 私は 伸び伸びと 四肢を 伸ばす 私の消滅 ねぇ なんていう福音! 「ねぇ、もっと自由になれば良いよ。」 煙が空に昇り 黒い雲間から刺す光は踊り キレイもキタナイもダンス・ダンス・ダンス ね、だから、踊ろ? 私の体は空に溶け、 そして 今 ここに居るよ 妄想しながらいつもカウパーたらしてる兄ちゃんも ストレスで人形を殴りまくる姉ちゃんも 忙しくて疲れ切ってろくに遊べない貴方も 家から出れない君も ねぇ、なにより 笑える位 生真面目なキミとさ もっと踊りたいの 「どうしようもねー」 絶望する位が丁度良いってよ 「好きにやりな」 私が消えちゃうくらい ヤりたいの 黒い黒い嵐の向こうに、青い空が視えるんだよ 黒と白のちょっぴり邪悪な翅を震わせて笑って 視てるんだよ 記憶喪失みたいに透けて何度も逃げちゃう けど 逃げないよ 残忍と愛をぶっ放すよ 死にたくなる位に 遊ぼ 踊ろ 傷をつけ合って まだ暮れない傷みをちょっぴり食べてあげるよ
pivot(或いは福音) ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 797.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-05-17
コメント日時 2018-05-24
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「壊すの、全然好きじゃ無いんでしょう。 いつまでも壊されている気なの。 いつまで都合の良い夢を見ている気なの」 一行めは、割合に冷静に相手に告げているように読めます。二行目は陶酔感覚に浸っているような感覚があり、この三行めは問い詰めているような印象がある、こうした微妙な変化が面白いフレーズだと思いました。 全体に、気分のゆらぎというのか、勢いで突出する部分と、ふっとつぶやきがかすめるような部分とを取り交ぜて、音楽を作るように構成しているという印象を受けましたが、全体の流れとしては、若干、散漫な印象を受けてしまうのも、実感でした。
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