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【初心者の】三月選評【Rのファンレター】
私は詩を書くのも読むのも初心者です。Bレビューに参加してコメントを書くまで、感想を言葉にしようとも思わなかったし、文学全般に疎いです。そんな私の三月のコメントを振り返ったら、斉藤さんと渡辺さん、このお二人にしかポジティブなコメントを残していなかった。数少ない自分のコメントを読み直して改めて思ったのは、私は「直感の次に」完成度や必然性を重視しているっぽい、ということ。 そんな訳で今回の私の選考基準は、直感と完成度と必然性、です。 直感は置いといて、完成度と必然性について説明しますと…… 「完成度:それ、もう完成でいいの?」 私自身が、推敲を重ねるタイプなので。即興の良さも分かりますが、一人の時間にまったりと掲示板を眺める私にはツメの甘さが気になる時もある。行間等見た目を含め、作品に過不足なく言葉が置かれているか、どうか。 「必然性:その言葉、語順、音、文字でいいの?」 タイトルを含めた言葉選びの必然性。前述の完成度と近いけれど、改行や句読点の位置、言葉の組み合わせの必然性、のようなイメージ。 結局は好みだろとか、お前は文学を分かっていないとか、言われても良いです。素人だもの。ばっちこーい。 【推薦作】 斉藤木馬さん『空蝉の』 http://breview.main.jp/keijiban/?id=1435 私の「いいね♪」を連打したくなるツボをぐり~っと突いてくる作品でした。タイトル、内容共に隙がない上に、面白かったです。もしも題が「空蝉」だったら、ここまで熱狂しなかったかもしれない。 余談ですが、斉藤さんは時々、私のツボを抉ってくる(笑) 二月の作品も素敵でした。 【こちらも推薦作にしたいんですけどぉ~……?】 渡辺八畳@祝儀敷さん『猫』 http://breview.main.jp/keijiban/?id=1422 コメントを書く時は先のコメントを読むようにしていますが、こちらのコメント欄はなんか難しそうだったのでスルーしてコメントを書き込みました(苦笑) 『空蝉の』がツボをぐり~っと押すなら、こちらは、背中をバシっと叩かれた感じでした。ただ眺めて、忘れかけた頃にふと思い出す、そんな作品。 【気になった作品へ一言】せっかくの機会だし、ね。コメントを書き込まなかった作品の中からピックアップ。 いかいかさん『あまりにも、長く』:この作品は結構好き。でも、ちょっと嫌いな作品でもある。言いたい事はこうやって詩に込めるだけで十分だと私は思うけれど……。 http://breview.main.jp/keijiban/?id=1413 北さん『過密』:三月投稿作品中で一番笑いました。 http://breview.main.jp/keijiban/?id=1501 静かな視界さん『影をむさぼる』:正面から向き合うって、きっとこういうことなんだと思う。 http://breview.main.jp/keijiban/?id=1550 ユーカラ(でこちん)さん『『アラーム』』:びっくりする程アツい。私にはアツ過ぎるので走って逃げる。で、陰からこそっと覗き見していたい。 http://breview.main.jp/keijiban/?id=1462 stereotype2085さん『花束をのせて』:だって私は《ただの「ミンチ」にしか思えない》方の人だもの。 http://breview.main.jp/keijiban/?id=1509 日下ゆうみさん『わたし いのち』:小気味好い。 http://breview.main.jp/keijiban/?id=1415 仲程さん『バイバイ、エンキドゥ』:痛切……シュッと刺さります。 http://breview.main.jp/keijiban/?id=1440 沙一さん『雨の停車場』:想い巡らす、そのドキュメンタリーのような。 http://breview.main.jp/keijiban/?id=1493 沼尾奎介さん『ひとつ』:私には動画が見えました、よ? http://breview.main.jp/keijiban/?id=1512 mioo_mpさん『円』:フォルムがステキ。 http://breview.main.jp/keijiban/?id=1547 一さん『接触』:今日はなんとなく妊活として読めました。コメント欄が面白い。 http://breview.main.jp/keijiban/?id=1500 以上。
【初心者の】三月選評【Rのファンレター】 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 864.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
作成日時 2018-04-08
コメント日時 2018-04-11
Rさま 選評に取り上げていただきありがとうございました。 本文とタイトルの対比が肝だと思っているので嬉しいです。 そして空蝉「の」のツボも近いものがありそうです。 全編クセのある話し言葉で押し通す作風は、個人的にはチャレンジでした。 ですのでどのように読まれるか、気にしていたこともあり励みになりました。 ありがとうございました。
0おいでませ、斉藤さん。 そうなんですよ、「の」が凄く良いんです。 私は「の」に惹かれ、語りにのみ込まれました。長~いお喋りの端々にタイトルの影のちらつきを感じつつ、おっちゃんの〆からタイトルに戻り、「の」で一服しました。この自然とタイトルに戻り味わう流れが、心地好かったです。 ……って、選評か作品のコメント欄に書けって話ですよね(苦笑) そういや、選評を書くときにあえて省いたのですが、「おっちゃん」は意外と若いと思っています。「年上かと思ってた!」とよく言われていそうな。 ついでにいうと、完成度や必然性云々は『猫』との共通項なだけかも、と今更思えたり……。分析も感想も、まとめるのは苦手なので、と言い訳させてください。 後出しが多くてごめんなさい。
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