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明日と今日の行間に
晩秋になるとあの人は長い旅路に北へ行った 夜更けに置いてきぼりだ 枕辺の電気スタンドの灯りは物憂げに天井や壁を照らす 水入らずの孤独が別の顔を見せ始めた 夜具に潜り込みながら、訝しく思った 明日は来るんだろうかと夜っぴて谺する声 夜は去りもやらずに 月は知らぬげで居座る 野辺を渡ってくる木枯しが昧爽の気配をまとって明日を連れて来てくれる筈だ ありきたりの今日という顔をして そしたら迎え入れよう 昼日中のうちに谺は忘却にまかせてしまおう あとひと月もしたらあの人も冬を引き連れて帰って来るだろうから
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明日と今日の行間に ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 218.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-11-14
コメント日時 2024-11-15
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
人への思いと、日々の環境とを詠んだ詩だと思いますが、文章がやや強引に感じられます。 文学的価値を持たせようとするならば、文学的なフレーズが欲しいです。それは、人への思いを 高めるものであるか、環境の詩性をとがらせるものであるか、と言ったところかなと思いますが、 まだ身辺雑記的なところを抜けきっていない気がします。
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