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月鐘
旧い、旧い。と言うが、本当にそうだろうか。 いや、実に現在のものでさえ、最も無垢なものであるにとどまるのだ。 月も夜酒も夜桜も、皆、かれる 興醒めの正気にかかれば よって、正道には偶然は巡らない なぜなら有象無象というのは できれば遡りたいといつも思っているからだ 彼らは月を並べて目眩を起こす どれも並々に見えて、錯乱する 要するに彼らは、ツキを愛さない
月鐘 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 522.8
お気に入り数: 1
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2024-10-25
コメント日時 2024-11-01
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
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音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
おもしろい、つくりを 結びつきとして試してらっしゃる イメージは抱けるけど意味が取り切れないね。でも惹かれはします だから よい方向だとおもいます
0意味が取り切れないと思ったけど。再度読んでみて、あえてこうする必要があったのだと感じました。 私は口下手なので、ChatGPTにまとめせさました。 詩の硬質な語り口が、むしろ深みや静謐さを引き立てていたんですね。元の言葉の選び方や構造が、硬さと冷ややかな距離感で作品全体に「重さ」を持たせていて、だからこそ雰囲気が際立っていたのかもしれません。一票
0ああ!そういうことか。タイトルをまず頭に入れといて、月と鐘として、よめばいいんだね。言葉遊びに気を取られてしまった私がポンコツなんだわ。納得です。良いですね
0久し振りにAOIさんと評価が一致した気がする。カッコいい詩ですよね。冒頭の「旧い、旧い。」から引き込まれました。第一連がまず切れ味がすごい。 「旧い」と「遡り」が繋がっていそうです。正道に偶然は巡らないというところは、時の流れみたいなものは必然で揺るがせない。モノはそりゃあすべてかれる、ということかなと。 躍起になって新しい月を並べては、目眩を起こしている現代。「ツキ」の本質に目を向けている人がいない、その嘆きでしょうか。 AOIさんの、月と鐘を離して見るというのには同意だけれど、じゃあ「鐘」はこの詩にとってなんだろう。時を報せる、もしくは時間感覚(なんでも旧いと思ってしまう感覚)を正すモチーフだろうか、と考えてみたり。
0ツキは必要ですね。
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