新秋早々 - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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新秋早々    

 新秋早々死を望む 理なんて息をしないこの世の中に どう文句をつけたら良い。 指折り数えて 数日、数日、 還すべき心は増えゆくばかり ならばうるさいすべてを引き取って いじけた丘を駆け上がるべし。 芒の排気音背景にして 帚の尾に喰らいつく。  「右に、左に、そんなに酔うな。」 きんに照らされ、影揺れる。 日本の心の湖の上、 私と星は青く欠ける。 途端 私の小さな呻きが 意味も分からず浮いてる心と手をとりあって 地上の人の耳を割る。 五月蝿くなくてうるさい声が 優しい人の耳に届く。 「曲がるなそのままただただ進め。」  励まし、  邪魔して、  そのまま     ―――消えた。



新秋早々 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 410.0
お気に入り数: 0
投票数   : 2
ポイント数 : 0

作成日時 2024-09-30
コメント日時 2024-10-04
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:410.0
2025/04/12 08時58分56秒現在
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    作品に書かれた推薦文

新秋早々 コメントセクション

コメント数(8)
古銭好き
古銭好き
作品へ
(2024-09-30)

もはや新秋ではありませんね… でも最近やっと秋らしく感じるのですが…

0
エイクピア
作品へ
(2024-09-30)

ただの愚痴ではないでしょう。矢張り詩なのです。何が消えたのか、だれが消えたのか、その探求がこの詩を解明するのかもしれません。

1
テイムラー隆一
テイムラー隆一
作品へ
(2024-09-30)

僕の詩風に、一種の暗さ(死を望む、理なんて息をしない世の中、煩い、五月蝿い)を入れると、古銭さんみたいな感じになるのかな……。 そう考えると、興味深い。僕が歩まなかった道を歩んだ世界線の僕を見ているようで。

1
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2024-10-01)

ぼくは本が好き。古書も。

1
古銭好き
古銭好き
エイクピアさんへ
(2024-10-01)

コメントありがとうございます!! ぜひぜひ、予想されてみてください!!!

0
古銭好き
古銭好き
テイムラー隆一さんへ
(2024-10-01)

コメントありがとうございます!! 私も、もう一人の大人な私からコメントをもらえたようで大変嬉しいです!!!

0
古銭好き
古銭好き
田中宏輔さんへ
(2024-10-01)

コメントありがとうございます!! 私も本大好きです!!読んできた数は少ないですが…

0
九十九空間
九十九空間
作品へ
(2024-10-04)

ひとつひとつのフレーズはとても鋭くて、格好良いです。一方で、フレーズとフレーズのつながりを追うのが難しいと思いましたが、だから悪いとか改善するべきだとは思いません。意味の追いづらさが、作品に独特の雰囲気とリズムを作っていると思いました。とにかく熱い思いを感じる作品です。「死を望む」と冒頭で宣言していますが、むしろ生命のエネルギーに満ちていると思いました。

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投稿作品数: 2