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季節の残滓
夜となく昼となくすだく虫の音はしげく、開け放たれた窓からなだれ込む。 草いきれと耳鳴りが綯い交ぜとなって責め苛む。 何に怒ってか甲走って鳴く番のガビチョウでさえそうなんだ。 窓外に覗く合歓の木の葉は陽光に褪せてベランダに貼り付いている。 汗と疚しさは肌にまといつき、身じろぎもできず。 そよ吹く風あれど宥めるには程遠く。 反芻思考が混沌として蝕み剥落する。 過ぎ行く季節は惜しまない。 残滓ごと潰えてしまえ。
季節の残滓 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 314.8
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投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-09-03
コメント日時 2024-09-05
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
軽快なリズム感が好きです。
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