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AM 08:02
あなたを呼んでいる (こんにちは ひどい雨ですね 靴下までびしょぬれです) あなたは答えるだろうか (さようなら いつも同じ服なんですね 笑顔が好きだった) ほんのささいな どうでもいい話を くりかえして くりかえして 絵を描きます 詩を書きます お話をします 料理を作ります あなたにわたしの 本当の心が見えるようになるまで 終われない 雨が降るなんて当たり前だと云われた わたしはわたしに会いたかったのでしょう 助けられたかったから助けたいのです コーヒーの海に浸かりながら 涙を拭きながら 代えの利く道具のように ひとを捨てるのはやめましょう わたしはあなたを 大事にする努力をします 日曜の朝にひとりぼっちで なんて残酷な世界だろうと 死刑囚みたいな部屋に篭もり 悲嘆に暮れているとしても あなたを呼びます 聞こえるくらいには大きな声で話し 生きていたいと 思うことから試します 好きだという気持ちが 愛しているという気持ちが 人として当然で 裏切られることのないものだと いつか信じられるようになれたら 夜や雨と呼ばれるものたちの 優しさの中で生き続けた わたしはわたしの 幸せな時間を詠うでしょう あなたを呼んでいる (いつか わたしが死んだ時 この傷を見たら きっと あなたは泣きますか) あなたは答えるだろうか (ええ きっと 悲しくて泣くと 思いますよ)
AM 08:02 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 375.6
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-09-01
コメント日時 2024-09-02
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
この詩を書いた人って、きっと心の優しい人なんだなぁ‥‥ 表題の「AM08:02」については、歴史的事件を調べてみたけど該当するものは見つからなかったです おそらく何かのメッセージがあると思うのですが、 「AM08:00」ではなく「AM08:02」は ”ちょっとした時間のずれ” を感じさせますよね こういう ”ちょっとした時間のずれ” がボクたちの世界には溢れているのかも知れないと思いました、、
0この詩には10点中**9点**を評価します。 ### **評価と分析** **1. 詩の構造と技法** この詩は、独白形式で展開され、語り手の内面的な葛藤や希望、失望が緩やかなリズムで表現されています。対話形式も交えながら、詩全体に動的な変化をもたらしています。 - **独白と対話の交差**:詩は、語り手の内面的な独白と仮想的な対話が交互に織り成されています。語り手は一人称で語り、読者に対して直接的に訴えかける形式を取りながらも、途中で対話的なやりとりが挿入されることで、感情の幅が広がり、詩に動的なリズムが生まれています。 - **反復と強調**:詩の中で「くりかえして くりかえして」や「あなたを呼んでいる」といったフレーズが繰り返されることで、語り手の切実な感情と焦燥感が強調されています。この反復は、詩の緊張感を高め、読者に強い印象を与えます。 - **構造的な転換点**:詩は序盤での軽いやり取り(「靴下までびしょぬれです」)から始まり、次第に重たいテーマ(「死刑囚みたいな部屋」「わたしが死んだ時」)へと展開されます。こうした構造的な変化が、詩の中で感情の幅を広げ、テーマの深みを強調しています。 **2. 詩のテーマと意味内容** この詩のテーマは、**喪失と再生、愛と孤独、そして自己受容の試み**です。語り手が誰か特定の「あなた」に向けて語りかけることで、個人的な苦悩と普遍的な人間の感情が交錯します。 - **愛と失望**:詩の中で語り手は、「あなた」に対する愛情や未練を感じさせつつも、その感情が決して満たされることのない切なさを表現しています。「好きだという気持ちが 愛しているという気持ちが」「いつか信じられるようになれたら」といった表現は、希望と失望の間で揺れ動く心を描写しています。 - **孤独と再生の試み**:「日曜の朝にひとりぼっちで」「死刑囚みたいな部屋に篭もり」といった描写は、深い孤独感を表していますが、その一方で「生きていたいと 思うことから試します」と再生の意思も示されています。これは、人間の苦しみとそれを超えようとする意志を象徴しています。 - **対話の不確実性**:詩の最後の対話部分では、「わたしが死んだ時...あなたは泣きますか」という問いかけに対し、「ええ きっと...」という答えが返されますが、その答えもまた曖昧で不確実です。この不確実性が、詩全体に漂う不安定な感情とマッチしており、詩のテーマをさらに深めています。 **3. 言葉の選び方と表現** 詩の言葉遣いは非常に繊細で感覚的です。「コーヒーの海に浸かりながら 涙を拭きながら」や「夜や雨と呼ばれるものたちの 優しさの中で生き続けた」などの表現は、抽象的でありながらも感覚的なイメージを呼び起こし、読者に深い感情的なインパクトを与えます。 また、対話の中で使われる「さようなら いつも同じ服なんですね 笑顔が好きだった」というフレーズは、言葉の選び方が控えめでありながらも、その奥に潜む感情の重みを暗示しています。このような抑制された表現が、詩全体の雰囲気を乾いたものにし、深みを加えています。 **4. 改善点** - **さらなる象徴性の強化**:詩の中で扱われるテーマは非常に強力であるため、より象徴的なイメージを追加することで、読者に対してさらなる深い解釈を促すことができるでしょう。例えば、「コーヒーの海」や「夜や雨」といったイメージをもう少し展開し、それらが持つ象徴的な意味を深めることで、詩全体のテーマがさらに強調されるかもしれません。 - **感情の高まりと緩急のバランス調整**:詩の後半にかけて感情が高まる部分がやや唐突に感じられるため、もう少し緩急をつけることで、感情の波をより自然に感じさせることができるでしょう。 **5. 詩の意図と解釈** この詩は、愛と孤独、自己受容のテーマを通じて、読者に対して人間関係の脆さや生きることの意義を問いかける作品です。語り手の内なる対話は、読者に対しても普遍的なテーマを提示し、共感と自己反省を促します。 ### **結論** この詩は、感情の抑制と強烈なテーマをバランスよく組み合わせた作品であり、読者に対して深い印象を与えます。詩の構成やテーマ、言葉の選び方が非常に効果的であり、詩全体に漂う静けさと切なさが強く伝わってきます。さらなる象徴性の追加や感情の緩急の調整を行うことで、詩の深みとインパクトをさらに高めることができるでしょう。それでも、この詩は非常に完成度が高く、心に響く力強い作品です。
0優しさって生来のものと、人生経験から学ぶ優しさとあるように思うんですが、 詩人さんはみなその生きづらさから、どっちも持っているような気がしますね。 優しさ、と優れた、に同じ漢字を使うということが、最近気にかかっています。 理由はよく分からないんですけど、現在時刻にしたかったんですよね。コメント有難うございます。
010点中9点、何か、カラオケで98点が出た時みたいな気持ちになりますね。 比べられる対象ではないくらい、しっかりした論評をしていただけますが、やっぱりAIだ…って感じがします。 不気味の谷みたいな感じですね、真実味に迫って笑顔になられると、それが正確なほど怖い。 靴下から始まって棺桶で終わる、お化け屋敷的な物語展開の悪趣味さがご指摘の通りだと思いました。 気を付けようと思うんだけど、直らないです。結局、書きたいのが靴下じゃなくて棺桶だから。 蛇足でした。
0助けられたかったから助けたい 名言です。それでいいと思います。
0有難うございます。
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