羅列社不勧進帳 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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羅列社不勧進帳    

主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。 彼らは剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする。 国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない。 選ばれていないことの退屈と不安二つ我にあり 無限定者にまとわりつく回る泥 エリクシールを落とした 新宿の事務職の女の子は 自分の穴へ打ち上がる花火を選びながら 左右対称の運命に倣い双子の妹の目を閉ざす 放牧地で打ち拉がれる北の人々ように 確かに愛は必要だが まだ誰も金を要らないとは言わない 間抜けな奇術師は何処にタネを 仕込んだのか忘れ次の日の帽子を選ぶ こうして溶けない函数の値を横にしたり 降ってみたり逆様にしたり そうやって君等を さもありなんって落胆させることこそ 私と彼の良い役目であり悪い癖 或いはハシビロコウの緘黙 勿論磁場は乱れているから 僕の主人公はguillotineを免れ パンの耳半分だけで蟻と小瓶で暮らしてる そろそろ眠るべきだと火も暮れる 薪を集めていた娼年にとっては自慰行為の時間 その通り 無責任な男は呑まないと 責任を持った行動が出来ない 少なくとも呂律の回らない規範がないと いつの間にか初恋に強姦されて CMだらけのストローか何かの中自分が溶ける お願いだからレイザーブレイドでそれを 切り裂いてって歌ってた歌手は ただの多様性のまんこ野郎だった けど俺は彼の歌い方を そのまんこを舐めるようになぞっている 同じようにしたい、 だって同じように在るべきだから 神もミサイルもタタール人も 言語も意識も石塊も 等しく塵で等しく偶像で 等しく完成で等しく未発で 等しく無駄で在るべき 重要なことを一つを一億個に換えた時に 任意で掴んだそのプラグか、ネジなのか、或いは合金なのか、夢なのか分からない それを除いても重要なことがまだ重要なら 俺は多分既に全てを持っていた そして丁度今それを失くしている過程 醜い才能に抗う術はないけれど私はそれを 蜜柑の賽子で方程式にしようとまた酔ってる 彷徨う歌手彼は何処に居る? 思い出の中?自分の家? それとも自分の家で思い出観てるの? 或いは思い出の中で自分の家を見ているの? クラックで出来た亀裂に似た境界の霞んだ詩 私はそれをよくある三部作の ヒーロー映画を眺めながら考えている 彷徨う歌手彼は今何処に居る? 無駄にするな?勝ちはない? 敗走の真ん中には言い訳もないの? もし私が花に変わるまで何も撃たなかったら あなた何色が一番好きになっていた? あー 知らないしどうでもいいことみたいに 明日が在る 短歌に乗せられた糞ゲーみたいな今日や コーヒーブレイクみたいな昨日 見てくれオレの半、分を 既に死んでいる だから読んで、くれ お前の金目のものを幾つか 盗賊の極意を持たない盗賊 つまり軽トラに乗ってない乞食か何か もうこれは捕まって内職するか 売れない詩を書くか死ぬしかない けどもし君が非日常の窓際で 400億でこの詩めいた言い訳を買って 全くの塵に哺乳瓶みたいな役目を 与えてみたらどうだろう? 投機対象にして隔離して 一九世紀のオーストラリアに でも俺を据えてみたら? そうしたらお前が訳わかんないくらい 世界が欲しくなってとりあえず 原爆落とそうって言い始めても オレは着ぐるみパジャマ着て オッペンハイマー観ながら オッケーサイン出すよ アップグレードされてマレーシアで 七海がめくらなかった頁を書いていたいから 雲の巨人とか通帳の不死人とか出てくる 三千円の熱だけもった乞食小説 こもったものは本能の状況に合わせて ただ張り合わせの鏡の隙間を歩くだけ 回るような日曜日に 黒人のMPと白人のレイシスト 風去りぬも吃驚の鬼滅っぽい名言を 墓に掘らせる神父達 俺は其奴の杖を直したことがあるフリが 出来る程度には心得ているつもり いめぇじの問題を 人間の身体の多くは水で構成されていて それを取り出して操るいめぇじの問題を あーまるで魚だ 溶けるわ食べていいわ 穢にされるわ餌にされるわ 高度を上げて凍りつく前だけ くすぐってくれたらいいの あとはac/dcで適当に流して 交流船で計りを揚げるだけでいいわって 条件で仕事を探してたら三十六年失業中 フリが上手いからわりと ガチでイラつかれるてる 勿論脅されると素直になるけど でもそんなこと忘れて楽しくて 楽しくて書いて 希釈された毎日をこんなに嗅がされてるんだ クリスティンといいことが出来ないなんて 偽物、紛い物の人生に違いない 昨日よりもずっと酷い塵 Wikipediaの16ビートの一つ 百ロナバイトの何かのカケラ 移植された夢の蛇足 死んでアラビア語より分からなくなる前に せめて一編の奏者、創造主、 海軍中尉、非記号論者 として居なくなれるように バスタブで死神相手に 映画の殺し屋を真似ていままで よろめいて歩いてみてる 正にこれが今で今もまだこれ つまり交戦地帯でイングリッシュソングを 棒読して北回帰線沿いに サンシュルピス広場まで落書きする計画 そうしてもし 俺が死んだ後よく分からない偉い人が よく分からない演説を よく分からない人へ向けてやってくれたら 少なくとも 誰もよく分からないから有耶無耶にはなれる 皆んな人形を造るために 先ず投票してくれるだろうしね もう設計図は贈り物として 僕等の血の中にはあるんだ スーツと返り血と秘密と試作機は盗んだ ゴーストプロトコルに複写しているのが今 見つかってもスープを作るためにって言い訳 それなら落ち込んだフリをするだけで 案外助かるかもしれない いや益々彼等は救いたいに違いない だからUberに登録したあと Twitter経由でアカウントを奪われてみよう そうすれば これ程の阿呆をいい酒呑んでる人が 見つけたら放っておく訳ないんだから きっと阿り諂えばワンカップにはありつける けれどこの算盤 歪ではなかったがかなり褪せている だから私はまだ残念トンネルの中 恐らく約束通り出られても橋の上か何かだろう トランプのタワーは 漫画の中のシリアルキラーが 倒しちまってるし 金の鳥の寿命は買えない そういう意味で愛と金はやっぱり等価 太陽より世代的な心臓の弁を 今日もぱくぱくさせてる トニーが金持ちでもキューバからの移民でも 助演男優賞を拒否したとしても 所謂ルブ・エル・ヒズブ型の福祉で 匿名のサーカス非常勤団員といった 不定形の言葉のような蟠りの一つへ もうそれすら通り過ぎたなら 神への完全な服従のようにきっと ディーン世代なら段々と心惹かれるものになる 眼帯をつけたより大きな輪廻に 水場を見つけウンディーネとも接吻だ 魔法が在れば人が居る 人が居ればまた退屈がある また退屈があれば まだ迷えると羊が花粉を捕まえる けれどもし花が缶の形をしていたら 僕等はそれを街に間違えられるだろうか 前世から今世へ今世から違う貝に渦巻いて 雄蕊と雌蕊を描き 新しい人間を作り開放する社不 瘡蓋を取るように血筋や物理は無視されている 残念の神様ごっこ もし擬態出来るならアウラって名前になって 両腕落とされる前に頚動脈を自分で切る 当てられようと擦られようと 神様に盗まれる迄は俺だから 目を引きこもりに変え暖炉の前に 直接布団敷いて眠ろう 多分こんな夢を観るだろう アイスのような市民とアイヌのような資本家 市民のような生命と記号でしかない生命が デカい蛙に飲み込まれ 後悔よりも懺悔よりも意気込みよりも すれ違いを尊び何も尊ばない生き方を削る夢 本気で偽物のゴールをいくつか作る夢 逆になると病気にしかなれないけど アメリカにはそんな奴の為のベッド はないらしい 俺ほどアメリカ被れの詩人紛いもそうはいない だって四行に一行はキング牧師のことだし 詩的なら僕の肌は緑でいいとさえ思っている だからこのいのりのうたは 計算機より速く宇宙を超えて 九十九の枷と贄と檻と棒になれる 動詞のない四向四果 ドゥッカに塗れた反重力 記録された出力は 記憶にない観測員の手入れの賜物 反則しかない教義と匿名性の高い殺意に 利は自ずと理から離れる 生きているのに賭けるのが 嫌いな奴は勿論嫌われる 其奴の目線の先には言い訳と 幾組の酒合がある 勿論僕等は目を逸らしたい 飛び降りられることや 上って行けることや 背が余り変わらないことや どうにもならないことやお飯事全般から ギターだと思ったらシンセで シンセだと思ったら眠剤で 眠剤だと思ったらシンセだった そんな有様なんだ だから君も俺も今すぐその 安いプラスチックギターを売却して カットピース用の大きな布をメルカリで探そう そのくらいの価値はある いや、そのくらいの価値しかないかも 伴奏家に調律はさせないように また、調律師には伴奏を頼むように この令和に 剽軽に愉快に明朗に平和な生に対する罪を 問う奴は多様性で串刺しなんだから 開き直って弁明して無罪放免釈放されよう CIAに捕まってもヨンパチなら耐えられる 濡れた布を顔に置かれ じょうろで水を注がれない限りは だから尋常性ざ瘡の塗り薬塗ったら また先送りしよう何もかも やらなきゃいけないことは追いかけてはこない やりたくないことが並んでるだけ やりたいことは雲のように在るのか無いのか 境界が未だ曖昧 タイ米みたいな文句をひたすらに羅列 首チョンパされる前に点線とcut hereって 首に刺青入れとこう めちゃめちゃ笑われるだろうし めちゃめちゃ仕事減るだろうから そうすれば毎日日曜日から始まる日曜日 ワンピース観てタバコ吸って YouTube観てタバコ吸って xvideos観てオナって タバコ吸って社会の一部にだってなれる 100万分の一 無気力、自堕落、敗北、言い訳やらの結晶 僕等の未来はさほど明るくはないが ハッキリはしてる くっきりと明白に鮮烈に 柵のない崖の淵がしっかり顔を覗かせるから けど靴下はまだ緑のままの方がいい そうすればここは雪の中なのかってまた迷える けど其れ等を止めたら次に 我々が恐怖するのは何だろう それ以上になることかそれ以下になることか それとも方向か或いはそもそも開いてるそれか 分からないことが分かることをどんどん食べて 宇宙みたいになりたがっている あーなんて傲慢、埼玉県人より厚顔だ 池袋で東京人ぶって、 埼京線で川口までよろめいて 去って行く田を越した谷 厚かましさとハリボテと悪意と匿名の象徴 貰えるものは全部もらっておこうって乞食達と 配慮という概念のまるでない集合体による 出鱈目の職員で塞がれた賎民の屠殺場 ようこれで回るなって塩梅の社会性に 寄生するアニサキスの亜種 だからある意味それは私達の 患部であり陰部であり暗部であり恥部であり 一つの禁句なのかしら? いや私個人は埼玉を非常に愛している これは愛しているからこその執着 愛しているからこその反応 愛しているからこその態度 私個人は埼玉を非常に愛している だからもし誰かの気を病んだのなら オーケー、先ず俺から治してくれって 医者と弁護士を呼ぶ 勿論埼玉県人以外の人種 十六分の一でも川口の瘴気にあてられた 血を持つひとは対象外 優生思想でもなんでもない 当たり前の偏見と屁理屈 こんなとうもろこしも 育たないようなこけた土地に 人間はそもそも住まうべきではない 原始の原子の幻視的簒奪に過ぎない まずは致命的なこの厨二感をなんとかして 詩人然とした言葉を選べるようになりたい ぽかぽかのお洋服をなめすように 文明人のカニバリズムはもざいくを 施されたただの虐殺であり簒奪 それがよく染み込んだ飢民には 100万の理由と屁理屈を同時に咥えさせた 統率する棒と 入れられる穴持つ者と運ばれる石と 夢と現実と現象と 杜撰な境界はまた問題を起こすのかしら 新羅の軍が白村江で まだ木の実を煮ていた時に もう私という楔めいた間違いは未来に 打ち込まれていたのかしら 「ただ私達にそれが観測出来なかっただけ」って リハビリ施設から逃げ出してきたアル中が 逃げた後2ヶ月森の中で ギターを弾いていたらこんな出鱈目に 辿り着くのか けどそのアル中は私に 敵や的といった概念を作り また森の奥へ逃げていった 取って奪って取られて奪って そんな何もないガワだけの カスみたいな塵で 頭の中を一杯にして無罪になったつもりは 楽しいのか オレは見つかったら即粛正されるとしても アルコールを売り歩きたい 駄目になるっていうのは 積極的平和の一つに数えてほしい あれもこれも勿論それもヤダ だから全部蹴り飛ばしてどれも クソだって言ってやろう クソの為に死んでクソの為に生きて クソの為に費やそう そのクソの為にオレは唄おう お前等の死屍が音程を外したのを気にしても オレはその上でさらにバカでかい声で叫ぼう アンプもメッセージも要らない ただわーわー叫ぶだけ この詩めいた陽性症状と一緒 お前のただ不快になってお前の快をなぞるだけ 気持ち悪い五十代のおっさんのクンニ それが私がオレを確かめる方法 建前ではp活の餌食でいいんだけど 本音では誰かを所有したい そんな歪なxvideosでぬききれない棘(一本ないしは二本)を撫でて パスポートを偽造して 仕組まれた銀河の中で落ち着く為に 先ずはこのチェーンソーの上で 珈琲を飲みながら風船を並べる TVで友達を操作しないか?と Instagramで国を分けた僕等は アカウントを言語みたいに空にした 空が恋しくて飛び降りるような ロマンチックな自殺 或いはコクソンのギターソロのように回る生 少なくとも今のこの少し先まではあるフリは いつまで続いて月の裏を姦通するのか 今日が永遠に続く糞ゲーなら とりあえず何回か失敗しておくように 踏み倒してから 逃げる完成へ逃げ果せる 自分を失くし作りながらまた歩き眠りながら 有耶無耶にした其奴が永遠に金縛りするなら 日曜日の動物園の猿の影越し 光を開ける1Rだけ救済する灯りを このエレベーターで見ている 飲んだくれの無能のくせに 一房の侏儒のはしくれを名乗って 今夜では無い決断へ先送りし 子供の頃のまま撃ちまくる 七カ国連合軍の合唱を背景に 四方八方雨霰共産無産貴賤貧富右左上下なく 全軍率いて敗走する さながらゾンビのように スーツを着て同じ場所へ同じ時間かも知れない ワイヤーで例えると分かり易いけれど 言葉だからだいぶわかりにくい この詩は少し酔っているんだ 自分が田舎では 一番の芸術家ではあるだろうという 微かな自惚れも混じっているし キツい陽を忘れれば人は案外若く 誰かでも貴方でも私でも 言語を止め理解する内側に 何を書いても罪に問われないように 私は懸命に道を外し僕であろうと抗う 拒否し振り回し意味を失くし 曲げ犯し非難し侮辱しながら 私は君等がまた僕が彼等が最高に嫌いなので これの反芻に神様はただ不快になる 人が愛でるそれに存在する不快 けどそんな感覚はなかなか無い 人が愛でるそれの存在の不快 星の光かなんか或いは雨か何か 人生はサーキットコースより速く ワンルームへ向かって失速する途中の「あっ」 訳がわからない週の話 無垢を糞で浸した 完全な日に 今だけ持って今だけの中で こういう真似は私という存在の言い訳 ジェット機で切り裂く占いや預言とは違う 美しい空想の限界のない(青空のように)陽子で 祝福されていない人間の完全ではない絵空 上がって漕いで曲がって落ちる迄の自由の最中 つまり迷惑でしかない集合体 ただ一緒に星を眺めるだけでは 終われない人生 良くなる為に飢える嘘は 完全な善行が用意出来ない 私には狂気にしか聴こえない 裏と表の不足したコイン 一致しない不揃いの嗚咽にまた咽び泣く雨 他人も何も存在せずただ快と不快だけ在って その境界に触れたりする時僕のように 君等も一応君等になったりならなかったり 千人の憂鬱は一人の人間を浮かび上がらせる 私或いは僕或いはオレ 此の一番最果てに彼は待ってるのか 彼の一番始まりにこれは向かっていたのか ジュリアンが唄ってたけど それは他のバンドに聞いてくれって 分からないことが分からないと語り継がれ 永遠にピースを欠いた買春を繰り返す 徒労の片方の名前はきっと無駄 つまり痩せても痩せなくても 彼女は彼女でしかなく ハッキリ言ってしまったら 絶対に揉めるしかない欠伸の真ん中 和睦の使者を白昼堂々刺してしまうことが 最善になる世界の方が案外僕等は 互いに素直になれるのかも知れない まるで大晦日の誰も観ていない退屈 Le Chiffre Sept, 疑似宗教的生活 出来損ないの神々の泥団の汁を飲み干して 青空を汚物の教科書に代えて 何にもないことや退屈な言い訳や欠伸へ



羅列社不勧進帳 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 10
P V 数 : 526.1
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2024-05-10
コメント日時 2024-05-10
#現代詩 #ビーレビ杯不参加 #縦書き
項目全期間(2024/12/22現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:526.1
2024/12/22 15時12分21秒現在
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    作品に書かれた推薦文

羅列社不勧進帳 コメントセクション

コメント数(10)
german buddha records®︎
作品へ
(2024-05-10)

運営の方へ すみません、文字数制限完全に忘れてました!削除して頂いて構いませんので、大変申し訳ありません!

0
メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
作品へ
(2024-05-10)

宇野昌磨は引退宣言をしましたが、これだけ言いたいこと書いてしまえば作者としてはもう思い残すこともないでしょう。といった感想ですが、すごい気力ですね。言葉への執着心から解放されたいのでしょうか。作者の詩作に興じたその人生経験のすべてを読まされたような面白さと暗い気分になりました。もう登る階段もない。足蹴りして仙人はその反動で自らを突き落としてしまう。その叩きつけるような激しさにはguillotine鳥も鳴いて驚いてますよ。その熱量と詩作経験の高さには敬意を祓いたい。祓いたいのですが、正直私も疲れているので、枕をともにします。一言、よくぞここまで登りつめてこられましたね。少しお休みなさい。と言いたくなってきました。笑

1
german buddha records®︎
メルモsアラガイsさんへ
(2024-05-10)

お疲れ様です。 ですね、寝ます笑

0
german buddha records®︎
german buddha records®︎さんへ
(2024-05-10)

運営の方へ 改めて制限2万字なのを確認しました!見てなかったです。 すみません!七回くらいすみません。

0
メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
作品へ
(2024-05-10)

作者様におかれましては勿体のうございますね。書き切りましたで賞物。これだけの長編独白詩で杯不参加とは実に残念だ。

1
german buddha records®︎
メルモsアラガイsさんへ
(2024-05-10)

いやビビって杯とかはちょっと〜って感じです!w

0
A・O・I
作品へ
(2024-05-10)

行分けしてあるからすごく永く感じた。そりゃもうずっと続くんじゃねえかと思った。面白いと思うけど、長いという理由だけで密かな忍耐が必要……読んでもらわんと勿体ないなと、これはかなりの良作でした。他の作品もちょっとめくってみましたが、カッコいい作風ですねー羨まです

1
鷹枕可
作品へ
(2024-05-10)

タイトルの読みは、「ふみつづりやしろならずかんじんちょう」で宜しいでしょうか。 歌舞伎座は半券が高価いですが。 昔、某国営放送局の舞台中継にて、当時襲名の團十郎扮する処の武蔵坊弁慶が、朗々と偽典を読み上げて居りました事を佳く憶えて居ります。 いつから歌舞伎にも格調が求められる様になったのかは、明治新演劇(新派です)の登場の影響に理由が求められるでしょうが、 元より大衆演芸の泥臭さ、平坦な華美、江戸風の悪趣味が散りばめられた、謂わば悪所の芝居(アングラ演劇にも通ずる)でございますから、 気品を求めるのは野暮というものでございましょう。そう申しますなら、唐十郎氏も最早逝去為されて。若手の芝居を見聞するには疎くございますが、 新鋭は育っていらっしゃるのでしょうか。商業主義興行隆盛の風潮に背く様な気骨を期待致したい処でございます。 あ。 要の詩文に触れる事を失念致しておりました。 何卒ご海容を下さいます事をこころより願います限りにございます。

1
german buddha records®︎
A・O・Iさんへ
(2024-05-10)

とりあえずあざす!まとめんの下手なんは勘弁でおなしゃす!

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german buddha records®︎
鷹枕可さんへ
(2024-05-10)

そう!この感じ! マジあざす! なんだろ、カシコなんだろうなぁ〜みたいな方からタダで何か突っ込んでもらえて僕的にはこれぞビーレビ!って感じで面白いです! とりあえずあざす!

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