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これが、生きてる!! 答え。
眠るときだけ水の中でいい あこがれやかなしみがきらめきとなって ずっと遠くに 残骸みたいに 水面に揺れていればいい 喋るときだけ箱の中でいい 目を閉じる闇より静かで あたたかい感触と 声だけがすごく近くにあればいい 泣くときだけ砂の中でいい 踏みしめた記憶 波の持ち寄る記憶 ぜんぶ挿れて 痛がって 満ちていると思って 空になっていればいい いつも風の中にいればいい 熱く 冷たく あおられ 切りつけられ 陽気を含んで包まれ でもそこにいればいい
これが、生きてる!! 答え。 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 568.8
お気に入り数: 1
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2024-05-06
コメント日時 2024-05-18
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
水の中、箱の中、砂の中、風の中。みんな、大切な静けさ。五月の風は、とても気持ちが いいですね!羅刹の気持ちも、やがておさまって来るでしょう。
1コメントありがとうございます。液晶に触れてばかりじゃ、生も不鮮明なものになっていきますね。理想と現実の狭間で、歯がゆい思い、高まります。
1こんばんは。 けったいな詩といいますか、そう書くと失礼なのですけれど、話者が色々な形で 「死んでいる」状態として書かれているように思いました。 「死」を引き受けている作品ということで、度肝を抜かれました。
0七五調が全体的にみられます。短歌や俳句も詠まれてる方でしょうか? いずれにせよ、高校生でこのような詩を書けるのは素晴らしいと思います。 最終連の「陽気を含んで包まれ」の行などから、自他の在り方についての爽やかな思いがあると思いました。 水の中と、水面。箱とその箱の外。砂の中とその地上。そして最後は風となって人の間を駆けるイメージです。 最初の第三連までは、内情への割り切りでしょうか。憧れなどの過去を遠ざけ、視界を制限させ、自分をきちんと整理している最中のようです。 しがらみから解放され、自分のことを真剣に見つめてやっと、他者と気持ちよくかかわり合える。その難しさを謳いながらも希望が映えています。
0黒髪さんがコメントしてるように各連の冒頭は面白いですね。またnew先生がおっしゃるように(けったいな)というのもわかる。これ、少し大きめの「舟唄」ですよ。演歌ですね。歌でもサビの展開があるんだから、やっぱり展開するオチはほしいところですね。
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