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帰依
もう会えないことが分かっている時に言う台詞を 別れ際に告げられるのは慣れている 君の願いはぼくの武骨な手には余るだろう 美しくて白い珠のような指が叶えるだろう 虫がうるさくて眠れない夜に星の話を適当にしたのは父だった 僕はその話の陳腐さをひどく落胆しながら聞いていた そして幾年かの後に独りで流星を見た 止まらなくなった神様の涙のような星の死に様を 君は、君達は、いつも綺麗なんだ、とてもね、 強いから、美しいから、正しいから、愛されているから、与えることができるから、 僕はただ 僕はただ 君達に愛されたことがないと知って泣いているだけなんだ 許されないことをした罰を受けて悲鳴をあげるだけなんだ 生きているから不幸が続くのだとしても 僕は君にまた会おうよ それが上から下へするべき行為だというなら甘んじよう 与えてくれよ、君の全てが欲しいんだ
帰依 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 572.8
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-05-02
コメント日時 2024-05-11
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
不幸や不条理に蹂躙されると心が弱って、不幸な星のしたに生まれた、等と迷信めく弱さ、辛いことであるものです。君という恋愛相手に星を思う純情な若さがかわいらしい。
0有難うございます。 これはストレートに恋愛の詩です。 流星は少し怖くもあり、綺麗でもありました。恋が成就しなかったわけだ、と思うぐらいに。
1僕は君にまた会おうよ 自分自身に語りかけていることが伺えます。 あんまり、僕は君にまた会おうよ、って言わないと思うのですよ。 ここが新鮮でした。
0会うだろうよ。会いたくなくても、必然的にそうなるんだろうよ。 会おうよ!と会うことを誘ったり相手に希望しているわけではないのが肝心です。 私も教科書ですらお目に掛かったことのない表現をよくして、遊びます。 目を通して下さって有難うございます。
1悲しいときに夜空を眺めるとさらに悲しくなるのって私だけかな。星があまりにも美しくてあまりにも明るくて、あまりにも可愛くて、そんな星の存在に私は耐えられなくて、、 この詩を読んでそのときの気分に似たものを感じました、、
0悲しさは、私にとって何かを大切にしたいという思いの強さです。 何かを守りたい、成し遂げたい、想い続けたい。 でも、もしかしたら、自分にはできないかもしれないという確信です。 星は強いのです。闇の中で光り、何度でも朝を越えて、変わりません。 そして一番素晴らしいのは、手が届かない所にある、ということです。 その日は、気心の知れた友達とお茶を飲んでいるような気分でした。 有難うございます。
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