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雨、夜
有機交流電燈が万物不滅の雨音を立てているとき 僕はそっと窓の外を見ていた 無色透明の水銀の水滴がこびりついた その夜の向こう側を とても、悲しい夢を見ていた気がして だというのに、その夢をまた見てみたくて でも、雨音が眠るのを妨げて いまどこか世界の中で泣いている 僕が泣いている理由というのは ただ君のことだけだった 夜のどこかで、誰かが笑っていた 君がいなくなろうとも 世界はこうやって続いていくのだろう 有機交流電燈が 無色透明の水銀の雨を降らせながら いずれ来るだろう、僕の死ぬ日を 四千の夜にわたって 少しずつ清らかにしてくれていた 君がいなくなった日がそうであったように
雨、夜 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 494.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-04-12
コメント日時 2024-04-13
項目 | 全期間(2024/12/26現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
切なくて悲しい詩です。孤独な気持ちが伝わります。あと、とても静かな雰囲気です。 「とても、悲しい夢を見ていた気がして だというのに、その夢をまた見てみたくて」 はいいですね、好きです。
1コメントありがとうございます! その一節を生み出すのに、かなり時間をかけてはしまいましたがね。
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