いつでも死ねる - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

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すごい

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いつでも死ねる    

これほど簡単なことはない 人はいつでも死ねる それは有り難い 人は脆いから すぐ死ねる すぐ死ねる もっと死にたいと思うようになる 幾つもの死体を重ねて複雑にしたくなる 死というものを肯定したくて崇拝したくて 死神たちはケラケラ言いながら 死を生物の終わりとした 死に縛られ 死ぬことを恐怖する これは人の勘違い 死は恐怖するものではなかった 強いていうなら畏怖するもの そう崇める 神は死 無意識に 私たちは日々死に祈り捧げる これほど簡単なことはない 人はすぐ死ねる 私たちは死を神としているから 死は優しく殺しの手を繋いでくれるだろう


いつでも死ねる ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 793.2
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2024-03-19
コメント日時 2024-04-20
#現代詩
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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閲覧指数:793.2
2025/04/12 10時00分56秒現在
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    作品に書かれた推薦文

いつでも死ねる コメントセクション

コメント数(5)
いすき
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(2024-03-24)

わかるような。 ホリエモンは死ぬのが怖くてしょうがないらしい。どうでもよかったけど、その話を聞いた日、なんとなく死がいつもより恐ろしかった 日本人って無宗教といいつつ、客観的に考えてみるとそうでもないというのはよく言われるけど、何に信心深いのかはいまいち分からない。考えてみれば、それは生や死かもしれない。神道の考えでは死は穢れとされて、なんというか容赦がないように感じる。それが安全・衛生を理由にそうなったのか、よく分からないところがある。

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田中恭平 new
田中恭平 new
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(2024-03-29)

なんか、演劇のハイライトシーンだけインスタントに体験できるような作品で好みでした。

1
夏村木
夏村木
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(2024-03-29)

私に死は難しかったようです。

1
エイクピア
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(2024-03-31)

死は本来、恐るべきもの、忌むべきもの、汚らわしいものなのかもしれませんが、それでは委縮してしまいます。「し」と言う音の同一性から、デスポエム見たいな発想が出て来たり、「史」と言う発想から詩を歴史的に考えることも可能なのかもしれません。死を神とする我々。自縄自縛に陥る前に、良くないループを断ち切るための模索をしている詩なのかもしれません。

1
黒髪
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(2024-04-20)

いや、人は簡単に殺せますけど、簡単に死ぬことは、できませんよ。すぐ死ねるって思って、 簡単に死ねる人間なんていません。人間には本能があり、自己生存本能と、違うことは、出来ないからです。 作り話の世界だけで、人は簡単に死ぬのです。概念としての死は、尊厳の下で扱われるべきです。 醜いものから離れてこそ、立派な死と呼べるのではないでしょうか。

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投稿作品数: 1