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気晴らし遊戯
戯れにビー玉をのぞきこむと 幽かにうかびあがる 懐かしいものたち 夏祭りの灯りに 浴衣姿の娘たち プールのカルキの匂いと ヒグラシの声 ソーダ水のように きらめきながら ライオンのように 駆け抜ける季節は戻ってこない ひんやり光る ビー玉をかざしてみれば 遊戯の終わりに 夕焼け空が見えた
気晴らし遊戯 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 540.8
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 1
作成日時 2024-03-02
コメント日時 2024-03-14
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 1 | 1 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 1 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
情景描写が見事です。
0ライオンと云うと猛々しさみたいなものを想像するのですが。なぜライオンなのでしょう
0ビー玉一つで多くの事を思い出しますね。ビー玉のような過去。 匂いを思い出す、というのを、僕はしたことがなかったです。 この詩を読んで、思い出してみました。 地理的な距離というのが、僕の思い出の中では強く結びついているのですが、 昔は無邪気だったと思い、またその後では悪いことも身に着けて行ったなと思い出します。 現在、それらの事をもう一度同じように体験し直したいとは思いません。 距離ができて、それらと共に在った自分が、もはや後戻りはできないと知っているからでしょう。 前へ進むために多くの勇気を与えてくれるものは、人との縁ですね。 大人になれば、どの縁を強く思うべきかということがわかります。 今日は、夕焼け空を見ていないですが、悲しい夕焼け空を望むようなことが、これから あるのだろうかと、思いながら、現在夕食を取ろうとしています。 夜の電灯の下で。
0情景描写がとても見事ですね。幼い頃に返ったような… 素敵な作品です。
0ビー玉の向こうに懐かしい思い出が見える。表現が詩をロマンチックかつノスタルジックに演出していますね。
0ビー玉をのぞき込むだけでなつかしい記憶がよみがえる。終わり~夕焼け空が見えた。というのは童心の終わりを刹那と意識されているのです。もうちょいビー玉の動きが見えてきてもいいと思いましたね。手に取るとか転がるとか。しかしポエムとはこのようにして起ち上がるものだなあ、と改めて意識させられました。
0こどもの頃の夏休みってなんであんなに楽しかったのかなと思います。そんなすてきな思い出に戻っていけるすてきな作品だと思いました。
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