輪郭 - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

輪郭    

ま、という音のなかで熟していく あ、という子音だったわたしたちの てのひらに日は暮れて、 赤らんだ骨につつまれた からだが おもむろに開いていく だが、在り処があることは 欠けていくということだから あなたという輪郭は きこえなくなって、 わたしはあなたの肋骨を拾って 蝋燭に火を灯す 夜のなかであやふやなわたしたちの 瞳のかずは、4つだったか 6つだったか それとも、瞳などなかったのか、 零れた水のようにくずれていく肉体の さみしさよ やがてわたしは、 おとがいの上で破裂して あなたの鼻腔からとめどなく溢れた くれなずむ空を見る きっと、朝がくることはない空を



輪郭 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 425.7
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2024-02-29
コメント日時 2024-03-02
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:425.7
2025/04/12 07時45分31秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

輪郭 コメントセクション

コメント数(2)
A・O・I
作品へ
(2024-03-02)

わたしとあなたと、多分輪郭を備えずに。ただ瞳の数を思えばきっと、欠けてしまった もうひとりが、いたのでしょうね。良い詩です

0
わをん
わをん
作品へ
(2024-03-02)

心地よい音でした

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 2