別枠表示
さんぽ
朝霧の中、飛び跳ねる私の手を瞑り耳を塞いだ。心細い感情が蘇ってくる。 世界の広さを知り、腕の感触 距離と角度 必要とされた本棚と私 ある国の、ある夕暮れだけを忍ばはせ 思い切りのつかない箱を開け 外側と内側に息づいている。 だけど、知りたいと思う。 草はらの景色が、隅々まで行き届いている。 くさはらのけしきは明日雪めいている。
さんぽ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 534.7
お気に入り数: 2
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2024-02-24
コメント日時 2024-03-02
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
何だろう、少し箱庭的な情景が思い浮かびました。“忍ばはせ”というのは“忍ばせ”とかのタイプミスなのかな、雪めいている、があるので造語? なのかな、ちょっと分からなかったです。不思議な感覚があってとても好きでした。
1作者の内側で行われている思索の素晴らしさが伝わってきます。 >ある国の、ある夕暮れだけを忍ばはせ >思い切りのつかない箱を開け こういった詩行のクリエイティブさは、情緒を持ちつつ、切り開いて行かれている個所と思います。 私には、とても思い浮かばないような詩行です。学ばせていただきたいと思います。 困難な感情の困難さが、この詩のような言葉に結びついて、世界から虚飾を排する作用を 持っているように感じました。自分と世界に必要であるもの。全てを望むことは、 クリエイティビティについて、自己の過去を経て今持っているものから、生まれるでしょう。 そのような可能性を、この詩に見ました。
0一行目が秀逸だなと思います。 選ぶ「動作」の小さなズレがオシャレですね。
0この詩は一連ごとに順を追って書かれていて、言葉の使い方も手慣れているように思う、小説書いてたりするのかな。それで良いなとおもうのだけど、これらひろい意味での言葉が使われることで、逆に深く書かれていないから読み手が補完してしまっているような感じもして……けれど具体的に書くのではなく、詩としての感覚をもっと肥やすと、素敵なものになると思いました。
0