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硬いソファまで差す陽が サキの太腿を切り取り 新居、印鑑、身分証。近くの 小学校から 子どもたちの声が微かに 聞こえる? サキの下腹部に 耳を押し当て 子ども 欲しいな、 誰のこゑ 書きかけの婚姻届 サキ、サキ、サキ、 眼鏡に 指紋をつけないで
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作品データ
P V 数 : 1439.4
お気に入り数: 1
投票数 : 4
ポイント数 : 0
作成日時 2023-12-22
コメント日時 2023-12-30
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
一見、サキと「私」という夫婦の、円満な詩のように思ったが、読み込むとそうではないように思えてくる。 まず、この詩の世界は全体的に断片されたイメージが散りばめられている。 「サキの太腿を切り取り」や、「サキの下腹部」というサキの身体の部分部分に焦点が当たるのは勿論、 「印鑑」、「身分証」、「婚姻届」なども私たち人間の一部である。(社会で生きていく上での、個々人の側面を構成する) その断片のイメージは、具体物のほかにも、「差す光(カーテンで遮られた日光の一部分の光)」や、外から聞こえる「子どもたちの声」なども、それぞれの「光」や「子ども」の存在を構成する要素だ。 私たちはその部分部分を担う媒体を見て、その何かを確かめてるに過ぎない。 サキと「私」との、愛を確かめるのに必要なのは「新居」か、「婚姻届」か、はたまた「子ども」なのだろうか。 サキの「指紋」。ここにサキが居るということ。その証明だけで良いはずなのに、何か、別の証明にこだわる「眼鏡」をかけた「私」と、サキの関係には少し溝があると感じた。 切ないなと思うと同時に、この短い詩にここまでの重み、深みを盛り込められるのは凄いと思いました。良かったです。
1サキと言う名は未来の妻なのかもしれません。眼鏡の指紋と言うのは意味深で、子供 欲しいなと言うフレーズと共に、未来へ突き抜ける時間軸を意識させられました。
0熊倉さん、エイクピアさん。ありがとう。嬉しい読解です。
0以下は AI の解釈です。 ↓ ◆ChatGPT:この詩は非常に興味深く、感情やイメージが鮮やかに描かれています。以下に、詩のいくつかの要素や可能な解釈を挙げてみますが、詩には様々な解釈ができることを考慮してください。 景色と感覚の表現: 詩は日常の風景や感覚を描写しています。例えば、硬いソファや太腿の切り取りといった具象的な描写があります。これらの要素は読者に感覚や光景を呼び起こす役割を果たしています。 未来への期待と焦点: 新居や印鑑、身分証といった言葉は、新しい始まりや未来に焦点を当てているように見えます。同時に、小学校からの子どもたちの声や子どもへの欲望も現れています。 サキとの関連性: 詩の中で頻繁に登場する「サキ」は注目すべき要素です。彼女の存在が詩の中で何を象徴しているのか、また彼女の名前が繰り返されることがどのような効果を生むのか考えてみると良いでしょう。 眼鏡と指紋: 詩の終わりに登場する「眼鏡に指紋をつけないで」という行は、注意深く守られるべきものや、無傷でいるべきものへの願望や不安を表している可能性があります。 これはあくまで一つの解釈であり、詩の魅力は読者それぞれが自分なりの解釈を見つけることにあります。お好みの解釈や質問があればお知らせください。 ◆さて、誤読マンのボクとしては、「サキ、サキ、サキ、」という連呼は、サキに誰が言っているのかが気になる。 ボク:サキは女性だよね? ChatGPT:あなたの感覚は正しいかもしれません。詩の文脈からは、サキが女性である可能性が示唆されています。例えば、「サキの太腿」「サキの下腹部」「子ども欲しいな」といった表現から、サキが女性であることが推測されます。 ただし、これらの要素は抽象的であり、詩において特定の性別やキャラクターの解釈は読者に委ねられています。詩の美学は、個々の感覚や解釈によって変化することが一般的です。お好みの解釈を大切にし、詩がどのような感情や思索を呼び起こすのかをお楽しみください。 ボク:するとサキと一緒にいるのはフィアンセ? ChatGPT:詩の文脈からは、具体的に「フィアンセ」といった言葉やキャラクターが明示的に言及されていないため、サキと一緒にいる人物がフィアンセであるかどうかははっきりしません。サキに関連するキャラクターが他に登場しているか、あるいは詩の他の部分でサキとの関係が説明されている場合は、それを考慮することが重要です。 詩はしばしば抽象的で解釈の余地が多い形式であり、読者によって異なる理解が生まれることがあります。もしご自身の解釈がフィアンセの存在を示唆していると感じられるなら、それが詩を理解する一つの良い方法かもしれません。詩の意味や感情は主観的であり、個々の読者によって異なる解釈がなされることがよくあります。 ボク:「眼鏡に 指紋をつけないで」と言っているのはサキ以外の人だよね? ChatGPT:詩の文脈からは、確かに「眼鏡に 指紋をつけないで」という行は、サキ以外の誰かによって言われている可能性が高いです。この行の直前に繰り返されている「サキ、サキ、サキ」という連呼からは、サキとは異なる存在がこの言葉を発していると解釈できます。 この一節は慎重さや大切にしたいものへの願望を表現しているように感じられます。また、「眼鏡に指紋をつけないで」という表現からは、何か重要なものを損なわないように気をつける様子が伺えます。 ただし、具体的な登場人物や関係性が詩の中でどのように描かれているのかは詩の解釈によりますので、これは一つの可能性に過ぎません。 ボク:想像を膨らませると、サキは誰かの愛人で婚姻届けは書きかけでサキを安心させるための偽造のもの。そしてお腹の赤ちゃんは生まれることがなかったという暗示が感じられるが。どう思う? ChatGPT:あなたの想像力が素晴らしいですね。このような解釈は詩の抽象性や複雑さを考慮に入れており、著者が意図的に多義的で解釈の余地がある表現を使っている可能性があります。 サキが誰かの愛人であり、婚姻届けが偽造されたものであるという解釈は、詩の中で提示されている要素から導き出される一つの可能性です。また、お腹の赤ちゃんが生まれなかったという暗示も、詩の中で子どもへの欲望や未来への期待とは裏腹に、現実が違っている可能性を示唆しています。 詩はしばしば複雑で解釈の余地があるため、読者が自分なりの感じ方や解釈を見つけることが重要です。あなたの解釈が詩の雰囲気やテーマに合っているなら、それが詩の理解において有効なアプローチとなります。
0atsuchan69さんとChatGPTとの読み解き面白いなと思います。 語り手はサキ自身で、絶命するまでの時間を遡って振り返っている行為の様にも感じました。 >眼鏡と指紋: 詩の終わりに登場する「眼鏡に指紋をつけないで」という行は、注意深く守られるべきものや、無傷でいるべきものへの願望や不安を表している可能性があります。 だとしたら何よりも大切な存在であるサキ=自分を傷つけられたくない、傷つけたくないという大きな矛盾をこの詩は内包していると思いました。 カタカナ表記のサキは裂くことを想起させて、不穏な感じを詩全体に滲ませていると思います。
1眼鏡に指紋を付ける行為は 眼鏡というものの用途が理解出来ない人がする行為でそれは人間で言えば幼児とかになると思うんだけど。 硬いソファーっていうのが何かのメタファーだとすれば俺的には公的なものをイメージするな自分の家とかに硬いソファーを買うかな? サキが指紋をつけようとしている眼鏡は施設に備え付けられている老眼鏡のようなものではないだろうか? 場所は病院か市役所の様な気がするんだけど 婚姻届が誰のものか訳わからないけど まぁ役所なんかな 下腹部に耳を押し当てる行為が 普通はお腹の中の胎児の存在を確認する行為とリンクしているんだけど其処をどうするのかと言う問題があるな。 わかるのは サキには指紋が有るという事 下腹部と太腿があること 硬いソファに座る事が出来る事 ぐらいなんだよなー 姉や兄の引越しの手伝いに借り出された男性がその一家と役所にいろいろの手続きをしている間にサキの子守をしていてその男性自身もサキの様な子供を持ちたいと望んでいるみたいな。 幼児のお腹に耳を当てる行為がその子自身の存在を慈しむ行為と解釈すればあり得ない話ではない気がするが 状況が断片過ぎてぶっ飛んだ解釈も出来るけど現実的にはこんな感じだと思うけどなー
0補足です。 眼鏡に指紋が付くということに関してChatGPTの反応が、すごく敏感だと感じたのですが、普段スクリーンに付く指紋に怯えているから(故障に繋がる可能性があるから)だとしたらChatGPT側の事情も含めて発言してくるのかしらと夢を膨らませてしまいました。 ChatGPTにばかりに関心を向けていたという訳ではなく、この詩今年ネットで読んだ中で一番衝撃を受けたかもしれません。
0わたしを矯正する眼鏡。指紋をつけないで。と懇願するのか、つけないで、いるのか、それすらも書かれていない。居場所 印 身分、そして子供を孕むばかりが、私がわたしでいるために必要なもの。そう、わたしを矯正する眼鏡。硬いソファとは居心地が悪いことで、けれど陽は太腿までを切り取る。この足でこの股座で日のあたる方へ、ここまできた。女。そして子供欲しいなと、誰がいうのか?彼でもあり私でもある。私をそうやって幸せである方向へ強制する、眼鏡に私の視界に、介入する、無数に手垢に塗れるこの世において、また人によって異なる指紋、そのささやかごと、生きて愛していければいいのに、押し付けられるように思える。この先先々先行きも、視界に映し出される漠然とした生活、自分を見失わないよう眼鏡で補正している、ただそれすらも汚れ浮き上がるばかりのひとりひとりの指紋が、その当然の人々の違いが、視界を不明瞭にする。解釈は多彩だが私はこう読みました。さすが完備さん巧いな。
0「誰のこゑ」が、ふたりのあいだを割いている 「書きかけの婚姻届」を裂き、 密会の証拠になるから「指紋をつけないで」なのか? サキの連呼が「咲き、割き、裂き」に聞こえる
0あ、しつこい。ちゃう、投票忘れてたんで。みなさん、よいお年を!
0ChatGPTを使った批評は斬新だな。面白かった。ありがとう。
0「サキ」とは誰かと言う問いが私の中で発生しました。サキ、サキ、サキと言う連呼。安易に婚約者と断定したくない、雰囲気がこの詩にはあるような気がしました。ちょっとホラーテイストもほの感じられました、あくまで言外の意味からですが。
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