水質検査 - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

水質検査    

どぶろくでも飲みながら 言葉の品評会を致しましょう A罫線のどぶろくを 私がご用意致しましょう 螺鈿を設えたテーブルには 国産人参の模様がついている かび臭い玉手箱七十二面体 を開けると 中から 飛び出す飛び出す 齧歯類、猛禽類、猛獣の類い 壁に威して設置した剥製のように おとなしい 唸り声を上げている かきとる うなる かきとる うなる 水質がカサを主張するには まだもう少し時間がありましたから 三日月の秒針が追随するのを 合図に こくりと闇が 動いたのでした。



水質検査 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 857.4
お気に入り数: 1
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2023-12-06
コメント日時 2023-12-24
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:857.4
2025/04/12 04時10分32秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

水質検査 コメントセクション

コメント数(6)
m.tasaki
作品へ
(2023-12-07)

なんともシュールな感じの詩ですね。 「A罫線のどぶろく」とは、たまたま目に入ったノートから書いたのでしょうか。 かび臭い玉手箱から様々な動物が飛び出してきて、おとなしいながらもうなり声をあげているところが面白いです。 言葉の品評会と水質検査。どこか繋がるところがあるような気もしました。 不思議な雰囲気の詩です。

1
紅茶猫
m.tasaki さんへ
(2023-12-07)

「シュール」というのはとても都合の良い言葉だと思います。よく使われる言葉でありながら、何を持ってシュールとするのか私にもよく分かりません。 >「A罫線のどぶろく」とは、たまたま目に入ったノートから書いたのでしょうか。 詩を書く時に罫線入りのノートは使いません。自由に書けるような気がしてコピー用紙を用いることが多いです。すぐに順不同になるので効率は悪いですが。 不思議さ、異物感を感じていただけたのなら書いた甲斐がありました。 この詩のことからは少し離れますが、なぜあれほどたくさんの方々が自分のアカウントと共に詩作品全てを消し去らなければならなかったのか、やはりそのことはいつも頭を離れません。 それは掲示板の風化により作品が自然消滅するとか、自らの手で消すことができる機能を用いて消す作業とは明らかに意味合いが違うからです。 その異常ともいえる出来事の重苦しい空気感が常にこちらの詩掲示板を支配しているように感じていました。 それで私なりの結論としてこちらの掲示板への投稿はこの詩を持って最後とすることに致しました。 その際アカウント、詩作品の抹消などは希望しておりません。 以前つまらない怒りに乗じて、その当時の運営サイドの方に作品の抹消をお願いしたことがありましたが、規則ということで受け入れていただけませんでした。 今にして思えば、作品には罪が無いわけですから、その対応に感謝しております。 m.tasakiさん、いつもニュートラルなコメント楽しみにしておりました。ありがとうございました。 参加者の皆様、新旧の運営の方々お世話になりました。ありがとうございました。

1
田中恭平 new
田中恭平 new
作品へ
(2023-12-15)

こういう作品にはめっぽう弱いですね。 その、箱、でしょうね。箱があれば何か入っていると思わされる。 その何を入れるかが勝負なんですけれど、この作品では読者の期待値の上をいく さいていでも、僕の期待値の上を行きました。多謝。

0
紅茶猫
田中恭平 newさんへ
(2023-12-24)

返信が遅くなりました。 一息に書き上げた感じばかりが残る詩です。 やはり自動筆記に近いのかなと思います。 そうは言っても、いろいろ気にしながらのことですが。 コメントありがとうございました。

0
エイクピア
作品へ
(2023-12-25)

詩に節度があるとしたらこの詩ではないでしょうか。こくりと闇が動いたと言うフレーズは単なる擬人化ではないと思うのです。水質がカサを主張したり、随所に擬人化的な表現はありました。玉手箱七十二面体と言うフレーズと言うのか、合成語から、この詩の立体性が垣間見えているような気がしました。

0
紅茶猫
エイクピアさんへ
(2023-12-26)

箱が気になる方が多いですね。 立体性があるかどうかは分かりませんが、一息に書いた分新鮮味はあっても言葉の選択に弱さを含んでいる様な気がします。

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 2