己れを聴く - B-REVIEW
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己れを聴く    

時間の道に 悪戯で仕掛けた落とし穴 忘れたころに 自分からはまって 落ちて 気を失くした上に 時まで失くす 落ち葉の布団に助けられて と思ったらそれは 記憶の屑が泣いたり笑ったりして ふかふかとしており しようがなく穴ぼこから 暗黒を見上げると そこには夢中の満月が 寂しくて寒くて身がもたない もう肚を決めよう覚悟しよう どん坐って死んで雪しんしんと



己れを聴く ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 763.1
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-12-04
コメント日時 2023-12-13
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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技巧00
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閲覧指数:763.1
2025/04/12 04時22分09秒現在
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    作品に書かれた推薦文

己れを聴く コメントセクション

コメント数(4)
m.tasaki
作品へ
(2023-12-05)

悪戯で仕掛けた落とし穴に自分が落ちてしまうというのが、何かを象徴しているようですね。それが時の穴であることも。 はっきりとはわからないのですが、己の浅はかさへの後悔と諦念のようなものを感じます。 表現の点では 「記憶の屑が泣いたり笑ったりして」 「夢中の満月」 「どん坐って死んで雪しんしんと」 といったところが、どこか吹っ切れた感じを出していて良いと思いました。

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長谷川哲士
m.tasaki さんへ
(2023-12-05)

ありがとうございます。師事する禅師の言葉から産んだ詩です。格好良くは進めませんが、穴に堕ちぬ様、死を射程に入れて。

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平山 雅倫
平山 雅倫
作品へ
(2023-12-09)

寂寥を感じさせる描写の後に敢えて「肚を決め」るという覚悟を持ってきているあたりが好きです。 その対比が美しいですね…

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長谷川哲士
平山 雅倫さんへ
(2023-12-13)

お読み下さりありがとうございます。少々、禁欲具合が過ぎたかとも思うのです。真実の覚悟を決める時には、少し笑える位にはしておきたいものです。

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