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ことば

ことばという幻想

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花骸

大人用おむつの中で

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歩き疲れた足を 花屋に置き忘れて 気がつけば 夕映えと名のついた茎だけを 握っていた 坂の上の方から声がする けれど無視して 卵黄の正しい位置に 正座する 「色漉しコースター」 冬太陽の薄明かりが カーテンに滲んでいる 窓を開けるといっせいに 昨日の淀んだ空気がなだれ込んできた



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作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 593.8
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2023-12-03
コメント日時 2023-12-04
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:593.8
2025/04/12 04時22分17秒現在
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    作品に書かれた推薦文

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コメント数(5)
m.tasaki
作品へ
(2023-12-03)

1連目の表現がいいですね。特に冒頭の 「歩き疲れた足を  花屋に置き忘れて」 というところが秀逸だと思います。 また、「色漉しコースター」というのは、カーテンに滲んだ冬太陽の薄明かりのことでしょうか。 これもまた面白い表現だと感じました。 でも坂の上からの声とは何でしょう。 花屋に置き忘れた歩き疲れた足からの声でしょうか? そして、この歩き疲れた足とは何を表しているのでしょう? いろいろ考えてしまいます。 短いながらいい詩だと思います。

1
A・O・I
作品へ
(2023-12-03)

夕映え=ノコンギク「忘れられない想い」「長寿と幸福」 花屋を何軒かはしごして、良い花が見つからなく、野花を手折る。花言葉にもあるような思いが坂の上から声となる。卵黄の正しい位置とは、花瓶のある場所でしょうかそれとも自分が何時も座る場所かもしれない、りんと咲く花に黄昏が射している感じがします。色漉しとは、古語なのかなそれとも色が濃いという意味かな。titleが植物だったから。きっとこの花を中心に書かれているのではないでしょうか。魅せ方切り取り方、何処言葉取っても想像を促し、すてきな詩だと思います。

1
紅茶猫
m.tasaki さんへ
(2023-12-04)

坂の上からの声は「歩き疲れた足」からのものだったというアイデア面白いですね。 短詩には短詩なりの饒舌さがあるように思います。 いつもお読み下さりコメントありがとうございます。

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紅茶猫
A・O・Iさんへ
(2023-12-04)

花のことまで調べて下さりありがとうございます。 「夕映え」という花は多肉植物みたいな花で茎らしい茎は無いですね。 なのでどちらかというと可憐な小菊というより、この多肉植物なのかなと思います。 いろんな読みを提示して下さり参考になります。 ありがとうございました。

1
A・O・I
紅茶猫さんへ
(2023-12-04)

多肉植物の方かなーとも思ったんだけど茎がないので、ン〜 茎だけを握る に囚われちゃいましたかね〜なかなか深読みしてて楽しく読めました(*^^*)

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