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壁を殺す
壁を殺す ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 845.2
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 18
作成日時 2023-11-22
コメント日時 2023-12-10
項目 | 全期間(2025/04/12現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 0 |
前衛性 | 5 | 0 |
可読性 | 2 | 0 |
エンタメ | 2 | 0 |
技巧 | 2 | 0 |
音韻 | 2 | 0 |
構成 | 3 | 0 |
総合ポイント | 18 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 5 | 5 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 2 | 2 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 2 | 2 |
構成 | 3 | 3 |
総合 | 18 | 18 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
おもしろいんだけど、言葉の意味として単純で、それでは理解ともセンスとも引きが足りないかな。これ以上書いてしまってはたしかに違うことになってしまうから、これはこれでしかないのだろうけど。詩を書いている、そのこと事態、と私はそう読み取れました。
0蛾の根という言葉でつまずいた。
0鮫は激しく歌で死んでいた、 鮫は激しく歌で死んでいた、 樹は激しく模倣、樹は激しく模倣、 死んでいた、
0最近、シュルレアリスムでおなじみの安部公房「壁」を読んだばかりの中、この詩が目に留まった。 この詩は、夢の中のように「あるくあるく」と浮遊感を含んだ歩行から始まる。「おおきなパワー」はビルを飛び越え、「法則でないものが/法則であるような顔を」する不条理な世界観がそこにある。その法則は「駅」という、世界の広がりをさらに予見させる存在になっていく。 「ざんねんだろう」と不条理そのものが我々に迫ってくる。単なる言葉遊びではなく、現実を超えて浮かび上がる記号をぶつけられる恐怖。それは、「飲みくだせる辞書がない」という無秩序や、理性を司る「左脳捨てられて」いることから伝わってくる。この「ちから」は、我々の従来の価値観を「ぶちぬいて」いく脅威だ。我々はそうして身体にできた「銃創」を、さらに開いて未知の世界に適応するよう変身するのではなく、厚く壁を「閉じ」ていく。人間のそういう精神性に対して、「壁を殺す」というタイトルに強い決意が現れている。 狂詩人さんの作品は初めて読みましたが、この決意がどう変わっていくのか、追っていきたいと思いました。
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