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秋暮れ 雪に消ゆ
窓から入る風が肌を撫でる まだ秋だと思っていたのに 冬の足音が聞こえてくる 季節が進むのが早くなっている もしかすると 人生はあっという間に 終わってしまうのかもしれない 突然の雨 部屋の中にいる私は 世界の中に一人のようだ 外と隔離され 一人取り残された 気がつくと 雨は雪に変わっている 雪は目の前を真白に染め 私の奇跡はなくなった 私はどこから来たのか そしてどこから来たのか 永遠の吹雪の中に消えていく 誰に覚えられることもなく
秋暮れ 雪に消ゆ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 721.8
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2023-10-27
コメント日時 2023-10-29
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
季節感に、自分がどこからきたのかという疑問を詠んだ詩だと思います。 風や雨や雪が上手く描写されており、寒ささえ感じさせるリアルな描写。 奇跡がなくなった、つまり、何らかの特別感を与えてくれた感覚が雪で終わった。 雪でどん詰まり。春の到来はまだ遠い。 ここに自分は居るけれど、雪の中には自分はなく、風や雨が運んできた自分。 流動性、通る風。死とは吹雪の中に行くことか。でも、それはきっと、一日の終わりに過ぎない 感覚と思考と気分なのでしょう。一つのイマジネーションは、こういった絵を描く。 孤独と名のつけられた絵を。
1晩秋という季節は、人にその人生を考えさせるような何かが漂う時なのでしょうか。 突然の雨に、世界から自分一人が取り残されるような感覚に陥る様を描いているところがいいですね。 でも3連目の 「私はどこから来たのか そしてどこから来たのか」 は、 「私はどこから来たのか そしてどこへ行くのか」 の誤りではないでしょうか? でもその後の2行が、雪の中の孤独感や寂寥感がうまく表されていると思います。
1こんばんは。 今の季節感を捉えた作品ですね。 その「隔離」という語を使われていますが、必要なそれなのか、えてしてそうあるのか で、解釈に幅がありそうですね。 じっさい、私は現在、休職中なのですけれど、まあ自宅待機、「隔離」なわけですが そもそも孤独癖があるので、そう苦ではありません。 といって、孤独なことはやはり体に悪いのでしょう。 私はどこから来たのか。 私はときどき、「なんで私は私であるのか」考えることがあるのですね。 なかなかむずかしいですが、それはきっと実存ということにふれている。 この作品ではニュアンスが違うのですけれど きっとそういった実存の問いに、もっと目線の在る地点から考えていると思われました。 素晴らしい。
1僕の友人は、残念ながらこの季節に亡くなってしまったのですけれど、何年か経った今でも忘れられないでいるんです 最後に電話で話した内容も声も、なかなか忘れる事ができなくて いつかこの気持ちも感覚も「永遠の吹雪の中に」消えていくのかなと思うと、悲しくもあり、寂しくもあり。けれど幸せなんだろうな、とそんな風にも思ったりしました 「わたし」を描いた作品であるとは思うのですが、と同時に「わたし」に託した「あなた」を描いた作品のようにも思えました この作品には個人的に響くものがあって、少し感傷的な感想になりました ごめんなさいね
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