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奇蹟や革命がなくたって
ーーまた、夢を見ていたの? ーーまた、夢を見ていた。 ーーなんの夢? ーー最終戦争。 ーーやっぱり。 ーーぼくは勇敢に戦って、祖国の為に死んだんだ。 ーーなにと戦ったの? ーーわからない。 ーーねえ、最終戦争でなくても、わたしもあなたも、いつか死んじゃうのよ。 ーー嫌だよ。ぼくは最終戦争で ーー最終戦争なんて起きないわ。あなたも、もう好きなように生きていいの。 ーーだけど、なにが好きだったか、思い出せないんだ。 ーー馬鹿ね。
奇蹟や革命がなくたって ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 724.5
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-10-11
コメント日時 2023-11-19
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
対話、ダイアローグでしょうか。ファイナルウォーと英語で言って見てこの詩を考えてみました。「夢」の中身がぼやかされているように見えました。最終戦争と何度か出て来ますが、なにが好きだったかとなると別の思考が必要になるかもしれないと思いました。
0対話型の詩ですね。とても読みやすかったです。 最終戦争で祖国のために戦って死ぬ夢を見るというのは、何も好きになれない、好きなものが何も見つからないということの裏返しのように感じました。 自分が帰属するもの、自分を形作る形造るものが見つからないが故に、国家にそれを求めざるを得ない、そんな寂しい様が描かれているような印象を受けました。
0こんばんは。 その、会話の形式なのですけれど、そもそもまずこういう会話自体が展開されることって 普段生活していて皆無だと思うんですね。 そういう意味で、作品の内容自体、ぶっ飛んでいるんですけれど、それとは別に この会話には「リアイティ」が希薄なんだといえる。 それが悪いことではなくて、リアリティの希薄がこの作品を、詩、たらしめていると 思います。面白かったです。〇。
0コメントありがとうございます。 漫画やアニメの会話のような、トゥーマッチで不自然なものが僕にとって詩のイメージです。 これは(大げさに言えば)僕のミューズとの対話です。現実からの飛翔=死を要求する機構であるミューズが、僕を許してくれるという話を書きたくてやりました。
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