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けだものだーりん
願う 祈る 世界を食べる 躾けられた言葉で 世界に食べられる 躾けられた言葉で 遊ぶ 揺らす 駆けずり回る もっともっと したかった もっとたくさんしたい やりたい 月の下に体はあって 音楽が降って来て あたしは自由だった 世界はあまりにも不自由だったから あたしは不幸を忘れた もしも もしも もしも あたしに付いた傷や あたしに付いた肉や あたしに付いた垢や そういうものをぺろぺろ舐めて また歌えるのなら 自由が自由を喰う世界はとても自由で まねしつぐみの祈りの歌 あたしの歌うのは ? じぇらしっくぱーくで犠牲を突破 階段で闇とびーるを啜る 「で、元気なんか」 別れ離れ離れの間も鼓動は続いて居たから今がなう 獣声と銃声は残酷で滑稽なロマンチスト ギタリストの綺麗な悲しみに あたしは白百合を飾りたかった 供花だ いつかのあなたとあたしのための どうしても海に流れ着く 指の中で祈ってから 要らないものたちを1個1個燃やして行く 暝い空に届くよう あたしは残酷で滑稽なロマンチスト 何処にも属せ無いから 手作りの神様と恋に落ちる あなたのビル風に乱れる髪に ふいにそんな神聖が灯ったりする びーう ぎたりすと しめやかな花 乾杯! 反吐を吐きながら 凡てを喰いたい 耳をつんざく静寂 白茶けた景色 風の音だけがいつまでも強い 夜はいつまでも紫色 手足がいつの間にか緑色だった もう また 何度も消える夢 涙はとっくに乾いて居たから 乾いた唇が笑うように歪む なんだか 全部 可笑しい ほら、絶望の朝が来るぜ こっちにおいで わんこちゃん もしも もしも もしも あなたに付いた傷や あなたに付いた肉や あなたに付いた垢や そういうものをぺろぺろ舐めて また歌えるのなら 可愛くて君の黒白茶金の頭を何度も撫でる いつか を凡て抱えて 忘れて 決意とかして 君と交わろうと思った 願う 祈る 笑う
けだものだーりん ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 955.6
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-10-02
コメント日時 2023-10-19
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
すごく読みやすくて、止まることなく一気読みしました。最初の部分でリズムを作ってから途中で崩し、最後はしめやかに終わる。カタルシスがすごいです。心地よいというか、読み終わって胸の奥の重たいものがスッと消えるような……なんというか、すごく光属性の詩だなぁと思います。爽やかなきやすさのある言葉選びが愛しく思えます。
0なにか、それはドラッギーな世界が展開されていると思いつつ 多分、僕の今の状況が原因なんですけれど なにかこの作品のテンションが高めに設定されているような気がする。 その、散文といいますか、つらつらと書かれているところにセンスを感じつつ 何か僕は疲れていると思うので、また再読したいです。
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