二〇二一年七月一日 「バリントン・J・ベイリーの短篇集『ゴッド・ガン』」
@rr0101kt そうですよね。先日、届いた『折りたたみ北京』が完璧なものだったため、よけいに、返品がふさわしいと思えたのでした。
@ikkatai ぼくも恋愛の詩はすべて夏のものです。
二〇二一年七月二日 「鼠年」
『折りたたみ北京』ケン・リュウの序文を読む。中国独自のSFなどはないという。ただSFがあり、自分はその一部を選択して、英語に翻訳したのだという。どうだろう。読んで確かめよう。中国独自のSFというものがあるのか、ないのか、見てみよう。
1作目は、陳楸帆の「鼠年」遺伝子改造した鼠、ネオラットを退治する軍隊に属する青年が主人公。ネオラットは人間みたいに二足歩行する躰を持ち、雄でも妊娠して七匹もの子鼠を腹のなかに持つ。ネオラットは大挙して移動する。移動しながら自分たち同士で殺し合う。そう遺伝子操作されていたのだった。軍隊と教官と新兵といった登場人物たちのやりとりに、現実の中国の軍隊の在り方が垣間見える。ネオラットの鼠退治の隊員たちはみな大学生か卒業したものばかりだった。
二〇二一年七月三日 「鼠の夢」
ぼくは自分の広い部屋にいた。鼠を捕らえた。鼠の脳髄は舌先にある。部屋に作業員がいたので、こてのような道具を借りて、鼠の口に入れてめちゃくちゃこねくり廻して、脳髄を切断した。作業員の服の上でやったのであやまった、というところで目が覚めた。きのう読んだ中国SFの影響に違いない。
@ikkatai ぼくの場合、恋のはじまりが必ず夏だったことが原因かなと思います。たしかに他の季節よりも生命力にあふれた季節ですね。
二度寝で見た夢は、ぼくが自分の詩を女性に見せていて、ふざけて、彼女の首筋にちゅっとキスしたら、彼女に、「あなたの詩は実存的ではないわ。」と言われて、「そうだよ。ポップなだけさ。」と応じたところで目が覚めた。女性は、ぼくがお世話になったことのある、よく知られる女性詩人だ。
石川敬大さんから、詩集『ねむらないバスにゆられて』を送っていただいた。言葉がぎりぎりに切り詰められている。
なぜ
ねこは猫背で
ことばは、ひとを
真似しようとするのだろう
(石川敬大「泣いていいのは」)
思わず、そうだよねと応える自分がいた。 https://pic.twitter.com/loRofrNgOo
二〇二一年七月四日 「麗江の魚」
2作目は、陳楸帆の「麗江の魚」時間感覚拡大と時間感覚圧縮が行われている。双方の副作用を緩和するために、症状の出た者同士をいっしょにいさせるという政策を国が実施しているというもの。主人公の男は時間感覚圧縮を受けてリハビリに麗江に来ていた。時間感覚拡大の影響を受けていた女性と出会う。
バリントン・J・ベイリーの短篇集『ゴッド・ガン』が到着した。Amazon のネット古書店で、505円(送料込み)で入手したものだが、新品同様にカヴァーもきれいで、しかも帯付きだ。バリューブックスという古書店だ。こういう良心的な古書店ばかりなら、ほんとにうれしい。よい買い物だった。
https://pic.twitter.com/OWDBYW4GBn
あしたは205系統のバスに乗り、糺すの森で降りて、こんど友だちとランチする場所を確認する。
二〇二一年七月五日 「バスを乗り継いで」
きょうはバスを乗り継いで、3回乗り継いで、こんど友だちと行くレストランに下見に行ってきた。ぼくが携帯をさいしょに開けたのが、15時27分で、お店のまえで、もう一度、携帯を開いたのが,16時27分で、ジャスト、一時間かかった。きょうは日曜日だったから、ちょっとかかったかもしれない。
あっ、乗り継いだのは2回だった。3台の異なるバスに乗ったのだった。京都に住んでて、京都のバスの路線に詳しくないぼくなのだった。西大路五条から糺の森までの道行。ぼくがむかし住んでたところへんなのにね。バスから見る風景が懐かしくって、涙がじんときちゃったよ。京都はやっぱり北がいいね。バスから見る風景も、降りたときの風景も、大きな川が流れていて、河川敷も広くて、見上げる空が、きょうは曇っていたけれど、曇ったかんじもよくて。賀茂川から鴨川になるとこらへんの微妙な川の顔がよくって、死ぬまえには京都の北に住みたいと思った。
ぼくが十代だったころに好きだった曲。いまだに好きだな。
https://www.youtube.com/watch?v=RrKO3wKDKGQ…
中学校の3年生だったかな、彼のファンクラブに入った。
高1だったときかもしれない。
日本語の曲でいちばん好きかも。
二〇二一年七月六日 「沙嘴の花」
3作目は、陳楸帆の「沙嘴の花」巫女の姐さんと主人公が関わった事件は東(トン)という名前の男が女に刺されるというものだった。男は女のヒモのような存在で、女を男に抱かせていた。どこがSFかわからない、ふつうの小説のようだった。それもつまらない。
4作目は、夏笳の「百鬼夜行街」機械でできた幽霊たちが住む百鬼夜行街に捨て子として現われた主人公の少年。15年もたつのに7歳の姿のままの少年は人間ではないのか。機械蜘蛛が百鬼夜行街を壊していく。少年も首を切られた。でもまだ意識はあった。少年も機械だったのだ。機械蜘蛛たちも停止する。
5作目は、夏笳の「童童の夏」少女が主人公。医者のおじいちゃんが家にやってくる。倒れて足を折って車椅子に乗らなければならなかったからだ。万能の召使ロボットが送られてきた。おじいちゃんは他の家にいるロボットを使って遠隔操作で患者を診ていた。おじいちゃんは脳腫瘍の手術から回復した。
6作目は、夏笳の「龍馬夜行」47トンの鋼鉄でできた龍馬が主人公。中国の博物館から生まれ故郷のフランスに旅する。人類は滅びてひさしい。巨大な機械蜘蛛とも戦ったことがある。雌の蝙蝠と旅の途中で巡り合い、ふたりの知ってるかぎりの物語を語り合う。ふたりは別れるが、また巡り合う。また別れる。故郷に帰りつくと、50トンの巨象、巨大な爬虫類、機械蟻、機械蝉とかと出会う。かつての好敵手、機械蜘蛛もいた。それらが目覚めた。しかし、自分は眠りたいと思う龍馬であった
7作目は、馬伯庸の「沈黙都市」現代版の『1984年』だった。人民は、ウェブ上でも監視されていて、使うことのできる言葉を制限されているのだった。主人公はプログラマーで、自由に言語を使っている秘密集団に入ることができたが、やがてそこも政府に見つかってしまう。主人公は逃れられた。
8作目は、郝景芳の「見えない惑星」10個ほどの惑星と、そこに住む種族の話を語り手が聞き手に話して聞かせている。とくに印象に残っているのは、ジンジアリンという惑星の種族で、個体が風船のようで、ふたつの個体が出合うと身体が融合し、身体の一部分が相手の身体になってしまうというもの。
二〇二一年七月七日 「折りたたみ北京」
9作目は、郝景芳の「折りたたみ北京」タイトル通りに、北京という都市は3つのスペースからなり、時間によって折りたたまれる。主人公は第3スペースで廃品回収所でゴミの分別作業をしている老人。大金の代わりに、第2スペースの男から第3スペースの女に言付けを頼まれたのだった。
10作目は、糖匪の「コールガール」15歳の少女が中年男性に売るのは、身体ではなくて、幻覚。客が思いもよらないもの。この日、少女は、男に海のなかで呼吸しているという幻覚を見せた。客の男は大いに気に入った様子だった。
11作目は、程婧波の「蛍火の墓」〈無重力都市〉の魔術師と王女の恋の物語。魔術師は王女のために星のかけらを持ってきた。それが手のひらいっぱいの蛍の火だった。魔術師が王女の額にキスをすると、光と熱が魔術師の鎧を溶かし、何百本もの光線がふたりを貫く。
12作目は、劉慈欣の「円」秦の政王は不老不死の方法を探索させていた。王の死を図った者が、円周率の値こそが不老不死に至ると、王に言う。王の武力をそぐため、円周率の計算に、王の兵士300万人を用いて計算する。そこに敵兵がやってくる。無防備な王の側は負ける。首謀者も王とともに死ぬ。
さいごの13作目は、劉慈欣の「神様の介護係」20億人もの神様が宇宙船から地球に舞い降りてきた。彼らは、ほんとうに地球人を創った神様なのだった。神様はみな老人で、介護の必要があった。一年間は、地球人も介護したが、疲れ果ててしまった。神様は宇宙船を呼び戻して地球から出て行った。
巻末に、3人の作家、劉慈欣、陳楸帆、夏笳のエッセイが載っている。どれも、まあ、こんなエッセイよりも、あと1つくらい短篇を入れておいてほしかったなあレベルのエッセイであった。
きょうから寝るまえの読書は、バリントン・J・ベイリーの短篇集『ゴッド・ガン』6年前に読んでる予定だったものだ。なんか手違いで買い忘れれていた本だった。もちろん、初読。どれだけ楽しませてくれるかな。 https://pic.twitter.com/MJKHqDe273
二〇二一年七月八日 「日原正彦さん」
日原正彦さんから、詩集『はなやかな追伸』を送っていただいた。言葉の選択と配列に無理がなく、読後感はさわやかだった。ぼくより大先輩の日原さんの言葉は、こころの目にやさしく映っていた。実景を大切にされておられるのだなと思った。ことばがよい意味でていねいなのだ。伝わりやすい。
https://pic.twitter.com/S97r9JgQyr
二〇二一年七月九日 「海東セラさん」
海東セラさんから、個人誌『ピエ』第22号を送っていただいた。阿部日奈子さんのプロフィールにあった言葉が印象的だった。「どこに現実があるのか、それがわからなくて世界は像を結ばず、言葉は霧散して詩にならない。そんな時間を過ごしている。」 https://pic.twitter.com/pCccyT2HsQ
@RT36115795 @w06220212k @account4101 デューンではヴォイス(声)で支配するのでした。
二〇二一年七月十日 「ゴッド・ガン」
『五十嵐浩晃 Collectors Box 1980-1985』を11330円で購入した。ソニーのネットショップで買ったのだった。Amazon では、21000円している。ソニーで直接買う方がお得だったのだ。330円は代引き手数料である。なぜかクレジットの情報が入れられなくて、クレジット決済ができなかったのだ。
https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&cd=DYCL000000371…
1作目は、短篇集のタイトル作品の「ゴッド・ガン」神を殺すレーザー銃を発明した男がいた。彼は神を殺した。それから世界には生気がなくなった。ただ、神を殺した男は、「神は死んだ、神は死んだ、われわれは自由だ」とくりかえして口にするばかり。世界はうつろだ。
2作目は、「大きな音」6000人のオーケストラによる演奏が行われた。音楽はアンドロメダ星雲にまで届いた。その音楽は一個のダイアモンドとなった。
@rr0101kt そうですね。齢をとると、曲がおとなしくなって、大人の音楽になりました。大人の音楽もよいものですが、若いときの五十嵐浩晃の音楽が好きです。
3作目は、「地底潜艦〈インタースティス〉」地底を潜る戦艦が地底を潜っていくうちに、地底人たちと出合う。地底人は、地底の深さによって、3つの種族がいて、そのどの種族からも攻撃を受ける。3つ目の種族には戦艦内に潜入されて船長を殺された。しかし、無事に地上に戻れた。地上に出たときにわかったことだが、インタースティスを地上で発見した学者たちが調べたところ、戦艦にあった本に書かれた文字が地球のものと違っていたし、戦艦に知られていない金属が用いられていたし、戦艦が停止するまでにおよそ13光年の距離を移動したことをメーターが示していたのだ。戦艦は、宇宙船だった。
4作目は、「空間の海に帆をかける船」主人公は物理学者とともに海王星の外側を周回する宇宙船に乗り込み、高エネルギー線を記録する仕事をしている男。ある日、質量がゼロの宇宙船が近くを通りかかった。宇宙船の内部には空間がなかった。空間の性質を調べるために、宇宙船を爆破してしまった。撃沈。
5作目は、「死の船」未来に意識を飛ばすことのできる装置があって、物理学者ふたりがその装置を搭載した船に乗る。物理学者は、自分の息子にも物理学者になってほしいと思い強要したために、息子が未来に23歳で自殺することが分かった。物理学者は息子に強要するのをやめることを決意する。
二〇二一年七月十一日 「災厄の船」
6作目は、「災厄の船」トロールたちに漕がせたガレー船に乗って海を彷徨っているエルフの王がいた。海上で人間の船を見つけると、ただ単に破壊するのが目的で、人間の船を攻撃した。ただひとりの生き残りの人間と対話する。人間は、もうエルフの時代は終わると予言する。エルフは人間を海に投げ込む。
7作目は、「ロモー博士の島」遺伝子操作で女性なのにペニスがある人間を博士はつくった。新聞記者はヘテロだが、博士の薬のせいで、その女性とセックスする。そのうえ博士はヘテロの記者をゲイにする薬も試そうと思っている。博士の助手に、ウェルズもでてくる。『モロー博士の島』のパスティーシュ。
二〇二一年七月十二日 「ブレイン・レース」
8作目は、「ブレイン・レース」化け物猫に切り刻まれた友人を助けるために異星人に手術を任せたふたり。異星人は友人を元通りに治した。ただし脳髄が身体を出入りできる身体に。ふたりもまた異星人に手術され、脳髄が身体の外に。ふたりのうちどちらが先に身体の中に入れるかレースをさせられた。
9作目は、「蟹は試してみなきゃいけない」一人称で、蟹が日々の生活を語る。蟹にも学校があり、本があり、天文台がある。主人公は働いている。雄である。雌の蟹に興味がある。仲間の一匹が交尾に成功する。雄の蟹が千匹いて、交尾に成功するのは、三匹か、四匹だということだ。擬人化された蟹の一生。
いま日知庵から帰った。ウルトラQのDVDを見て寝る。「燃えろ、栄光」の入ってる巻だ。「燃えろ、栄光」に出てらっしゃる俳優の方がすてきで、しょっちゅう見てる。しかし、ウルトラQの出来はすごい。50年くらいむかしの映像が。まだ生き生きとしている。60歳のぼくを魅了するくらいだもの。
二〇二一年七月十三日 「邪悪の種子」
さいごの10作目は、「邪悪の種子」不死の異星人が地球にやってきた。ただひとりの生き残りだ。その不死性を調べようとする外科医は政府に捕まる。冷凍睡眠で眠って4千年後、宇宙人を捕らえて解剖し、不死性をもたらす球体を外科医は取り出す。そして飲み込む。もう人間は滅びてしまった地球で。
きょうから寝るまえの読書は、『ウィリアム・テン短篇集1』の再読だ。目次を見ても、さっぱり思い出せない。新刊本のように、きれい。
https://pic.twitter.com/XXK8hyQpoh
1巻の1作目は、「ノアの世代」核戦争に備えてシェルターをしつらえ、準備に余念のない一家がいた。ただそれだけ。
二〇二一年七月十四日 「ブルックリン計画」
2作目は、「ブルックリン計画」パラレルワールドのタイムトラベルもの。表現主体は人間でない触手をもつものだということが物語の終わりのほうでわかる。
3作目は、「暗い星」月旅行にはじめて行く船員に選ばれた男が、行くと核燃料のことで無精子症になると聞かされて行くのをやめる話。男は地球に留まり、結婚して子どもをつくる。子どもたちの時代には、宇宙旅行もふつうのこととなり、孫は恒星間宇宙船にも乗ることになる。
『五十嵐浩晃 Collectors Box 1980-1985』到着。さっそく聴き始める。 https://pic.twitter.com/pDkNTsmwb9
@flawless_tears いえ、まったくの趣味です。むかしファンクラブにも入っていました。ぼくはゲイで、若いときの彼はタイプでした。歌詞はまったく、ぼくの詩からはずれています。なんの参考にもなりません。曲で好きなものが多かったものですから買い求めました。
@flawless_tears 歌詞はとても陳腐な感じがするものが多くて、逆に新鮮な感じがして、驚かしてくれます。ぼくなら恥ずかしくて書けない言葉が散りばめてあります。
@flawless_tears 言葉は普遍的なものであると同時に、個人的なものでもあると思います。五十嵐浩晃の曲に惹かれるのは、ぼく個人の思い出と結びついているからだと思います。十代のぼくの恋の思い出と結びついているのです。歌詞の言葉の力はそれほどないと思います。曲のイメージが強いのでした。
@flawless_tears ちなみに歌詞はほとんど、ちあき哲也というひとが書いています。五十風浩晃は作曲を担当しています。
@flawless_tears 音楽も、文学と同様に個人的な思いが強く影響するものだと思います。映画もでしょうね。個人的に好きな映画は数多くありますが、名画ばかりではなく、日活ロマンポルノといったマイナーなもののなかにも、ぼくの思い出と深くつながっている作品があります。タイトルが思い出せないのですが。
もう先生してないから告白すると、高1で、クラスコンパしたとき、しこたまお酒をみんなで飲んで、2次会は7、8人で、成人映画を見に行ったのだけれど、大根をあそこに突っ込む映画とかあって、びっくりしたことを憶えている。イエイ、もう先生じゃないから、なんでも書けちゃう。たいへんうれしい。
@flawless_tears 両方できるひとは、きっと器用なんだと思います。カルメン・マキ&OZも大好きなんですけれど、作詞を担当なさってる方がいらっしゃって、その詞は詩だと思いました。直接の影響はないと思いますが、大作主義的なところは影響されてるかもしれません。10分を超える曲があって、それらが好きでした。
しかも、ぼくが高校生のときには、先生も、ぼくらのコンパにきて、お酒を飲んだし、10000円札を残して先に帰っちゃった。「これで酒でも買って飲めや」とか言って。粋な時代だったんだな。いま、先生がそんなことしたら、即刻クビになるだろうね。45年もまえのことなのに、ついきのうのことのように思い出せる。それほどハッピーな時代で、毎日が強烈な印象を残す日々でできていたような気がする。そのうち、いくつかのものを詩にして発表してきた。高1のときの初体験を「夏の思い出。」に書いた。ぼくのなかでも大事な詩だ。
夏の日。夏休み。コの字型に並んだクラブのボックス。そのコの字型のなかで、コンクリートでできた段上で。キッスしたのが初体験と、もしも言うのならば。
二〇二一年七月十五日 「非(ナル)P」
4作目は、「非(ナル)P」人類がおかしなことになっているあいだに(第2次原爆戦争後、平均的人間が称賛されアメリカの大統領になり、そのつぎには地球大統領になる。人間はしだいに平均化していく)一方で、進化した犬が出現し、二十五万年がたち、さらに数十万年がたち、知能を有する犬が人間を所有し、正常な人間とせむし人間をかけあわせたりしていたが、やがて人間は滅びてしまった。
労務局から電話で、休業補償に必要な書類がきてないと言われたのだけれど、必要な書類はすべて提出したのだけれど、規定にないものまで要求されて、それは出す必要がないと言うと、では、取り下げですね、という返事。お金に困っているわけではないので、それでいいと言ったが、なぜかしら腹が立つ。
二〇二一年七月十六日 「針路を東へ!」
5作目は、「針路を東へ!」大戦後、アメリカでは、インディアンが力を持ち、白人を奴隷にしてた。白人の独立した州の生き残りたちは、インディアンのいない東へと針路をとって自由の天地へと向かった。
二〇二一年七月十七日 「少女を食べる夢」
少女を食べる夢を見ていま目覚めた。少女の身体は食べられるように改造されていた。愛撫しながら、上腕筋の部分から食べた。少女には陰茎もついていて、勃起した陰茎を食べた。さいごに指を食べたあとで、目が覚めた。もう一度、寝るように横になる。
二〇二一年七月十八日 「脱走兵」
6作目は、「脱走兵」地球人は木星人と戦闘状態だった。木星人の脱走兵が地球側に捕まった。翻訳家は軍人でもあった。彼は木星人から木星人側の秘密兵器に関する情報を得る。脱走兵は、戦争を嫌っていた。地球人側が情報をどう使うのか知って、木星人は自殺する。翻訳家の軍人を殺して。
二〇二一年七月十九日 「短詩」
猫らしからぬ猫の仮面をかぶった猫が
空中に躍り上がって
ひゅんと消えた。
あしたは高木神経科医院に行く。
二〇二一年七月二十日 「ベテルギューズの橋」
7作目は、「ベテルギューズの橋」ベテルギューズの第9惑星から2人の宇宙人がUFOに乗って地球にやってきた。地球の放射性物質を求めてだ。代わりに寿命が5倍にもなる蘇生器を人類に与えた。人類は宇宙人にすべての放射性物質をもって行かれた。蘇生器が停止した。放射性物質が必要だったのだ。
浜垣先生が、つぎはお盆のまえにこられてもいいですよとおっしゃった。8月は12日から高木神経科医院はお盆休みに入るのだった。だから、こんどは8月5日に行けばいいということだ。
8作目は、「「もう少し速く歩いてくれないか」」異星人たちからなる銀河連邦は、地球人に自殺願望があると見ている。その地球人の政府の高官に、レバーを押すだけで百万人の人間が一瞬で死んでしまう兵器について教えるという。
9作目は、「それはかちり、かちりとちらついて終る」タイムマシンもの。2089年から1976年に行って、タイムマシンのレバーを引くだけのことを命令された男がいる。男はレバーを押したり引いたりを繰り返す。世界がどうなるかを表現しないタイムマシンもの。つまらなかった。
二〇二一年七月二十一日 「不死身の戦艦」
Amazon で、創元のSFアンソロジー『不死身の戦艦: 銀河連邦SF傑作選 』を買った。1496円だった。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/448877203X?pf_rd_r=K8AZ3CVN47F28ARJPQV5&pf_rd_p=7626af39-b716-47c8-84eb-9679f177dc53&pd_rd_r=1c1e01c5-957b-4893-9648-393207ac83a3&pd_rd_w=9ZImi&pd_rd_wg=gV5ig&ref_=pd_gw_unk…
アン・レッキーくらいの作家のミリタリーSFだとすごいと思うのだけれど、どうかな。まあ、知ってる名前の作家がほとんどなので、それなりの水準のアンソロジーだとは思う。いま、読んでる『ウィリアム・テン短篇集』の1が記憶に反してあまりいい感じのものではないので、到着したら、これから読もう。
二〇二一年七月二十二日 「ぼくの詩集」
@rr0101kt お読みくださり、ありがとうございました。おこころにふれることができて、うれしいです。
二〇二一年七月二十三日 「不死身の戦艦」
出たばかりのアンソロジー『不死身の戦艦』が届いたのだけれど、新刊本なのに表紙に歪みがある。細かいことはもう言う元気もない。これは仕方なく諦めよう。 https://pic.twitter.com/C9QNYpjkUT
二〇二一年七月二十四日 「不死身の戦艦」
やっぱりカヴァーが歪んでいるのが厭だったから返品してきた。
これ、いいね。
https://www.youtube.com/watch?v=TEfBGFHITPM…
二〇二一年七月二十五日 「ワクチン接種の前日」
@yuuji_tmoriyam ノサック、ぼくも好きです。岩波文庫の『死神とのインタビュー』を持っています。『弟』みたいな題名のものもあったかとは思うのですが、見つかりません。
@yuuji_tmoriyam 『ウェルギリウスの死』死ぬまでに読み返したい1作です。でも、あと一度だけでいいかなとも思えます。
あした13時40分、阪急河原町駅東改札口で、えいちゃんと待ち合わせ。1回目のワクチン接種。
二〇二一年七月二十六日 「ワクチン接種の当日」
10作目は、「宇宙のリスボン」多くの種族からなるさまざまな惑星のスパイたちが地球にいて、活動している。主人公はなにも知らない地球人だった。スパイをスパイしてやれと主人公は思ったのだが、うまくいかず、さいごにむごい目に遭って死ぬ。
1回目のワクチン接種は、注射がぜんぜん痛くなかったので、不思議に思ったけれど、夕方くらいから注射をした左腕が鈍い痛みに見舞われ出した。でもそれほどきつい痛みではないので、このまま痛み止めものまずにいようかなと思っている。痛み止めには、カロナールがよく効くらしい。あしたは使うかも。
二〇二一年七月二十七日 「ワクチン接種2日目」
ワクチン接種2日後、腕の筋肉の痛みでカロナールをのんだ。それほどひどい痛みじゃないけれど、手で触れると痛い。
二〇二一年七月二十八日 「草野理恵子さん」
草野理恵子さんから、同人詩誌『Rurikarakusa』17号を送っていただいた。草野さんの作品、最終行が効いているなと思った。「永遠が怖いと言った」
https://pic.twitter.com/KXqx7ty1TD
二〇二一年七月二十九日 「村岡由梨さん」
村岡由梨さんから、詩集『眠れる花』を送っていただいた。言葉に無理をさせないでおくタイプの書き方で、一篇一篇が短篇小説のように読めた。
https://pic.twitter.com/BzpxTQbpqD
二〇二一年七月三十日 「日知庵」
ジミーちゃんと日知庵に行ってきた。帰りに、うちの近所のスーパー「ライフ」で、酎ハイ2缶とスライスチーズとクッキーを買って、ジミーちゃんとぼくの部屋で、部屋飲みした。
二〇二一年七月三十一日 「柴田 望さん」
柴田 望さんから、詩集『壁/楯/ドライブ/海岸線』を送っていただいた。階段状に文字を配してられる詩がいくつかあって、印象的だった。身の回りのことから政治のことまで幅広く語られていた。 https://pic.twitter.com/NWpjIH4aFZ
これも、いいね。
https://www.youtube.com/watch?v=UXtCm87z3d0&list=RDGMEMCMFH2exzjBeE_zAHHJOdxg&index=5…
作品データ
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作成日時 2023-10-01
コメント日時 2023-10-01
#現代詩
#縦書き
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2024/11/24 05時17分28秒現在
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