無言の詩 - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

無言の詩    

ざらざらとした記憶が、あたまの奥で擦れあっていた。穏やかに、ゆっくりと傷がついてすり減ったかたまりはこまやかな砂となって、おぼえていないことだけをおぼえている(ぜんぶわすれて楽になりたい)。脳内をわざとらしく占拠する憂いを、べつに海と呼んでくれたって構わないけれど、乾いた表面と水分があるのみのわたしを、きみはそんなふうに形容していいの?なめらかな衝動が疼痛を起こしたからしずかに目をとじて、襲いくる一日を、掻き混ぜてしまおうね。


無言の詩 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 916.5
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-07-26
コメント日時 2023-08-01
#現代詩
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:916.5
2025/04/12 11時36分51秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

無言の詩 コメントセクション

コメント数(3)
妻咲邦香
作品へ
(2023-07-26)

しまおうね、と言われてちょっと照れてしまった。これは困った。掻き混ぜてしまおっかな。そうした方がいいんだよね?

0
m.tasaki
作品へ
(2023-07-27)

こんにちは。 脳内を占拠する憂いが、あたまの中で擦れ合って、緩やかにゆっくりと傷つけてゆく。 そこから私は、ごくゆっくりと流れて大地を削ってゆく氷河を思い浮かべました。 そんな氷河をメタファーとして用いて、末尾の「襲いくる一日を、掻き混ぜてしまおうね。」というところに、氷河が海に到達して崩れ落ちる光景と絡めて表現すると、また違った面白さが出てくるのではないかと、そんなことを思いました。

0
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2023-08-01)

よくわかる。

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 1