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よく夢を見るのです。 風が止んだ瞬間に 地中から彼等が這い出して来る夢を。 時々 彼等の目がわたしの神経を切り裂いて その隙間に憑依しようとしてきます。 そんな時大体 わたしの目は虚ろになり 焦点が合わなくなります。 人々はわたしを見て言います。 「・・・呪いめ!」 わたしは、遥か彼方の 星の光が、 わたし達の魂を どう弄び、どう滅ぼしたか、考えます。 時々宇宙の彼方に放り投げられた魂の断末魔が わたしの耳を切り裂きます。 星は今日も美しく夜空に浮かびます。 どれだけの魂が、その光に捧げられたのでしょう? きっとその光は何億年も彷徨い 本当に安らげる場所を探しているのでしょう。 沢山の魂の犠牲を払い続けながら。 幾つもの光が 幾つもの光景を照らし出し 人々は惑い 人々は恐れ そして切り付け合いながら やがてその光の下に集まって行きます。 血の色は、光が祈りによって輝きをましたその瞬間 白く染まり 空に昇って行きます。
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作品データ
P V 数 : 644.2
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ポイント数 : 0
作成日時 2023-07-04
コメント日時 2023-07-05
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文