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水面と空
まるで 写し合うよな 青 滲むように 触れ合わ無い それでも 風に揺れる color 記憶が無くなるまでどれ位? みんな囚われてる 記憶の染みた肉が私 昨日久しぶりにしたおなにーとか 不可知の今に彫ろうとするタトゥとか その機械的な執念と偏執 小学生になった頃 下校の最中に 近所の家の庭先に植えられた花を踏んで居た 「お花さんが可哀想だから 止めてあげてね」 その家のおばさんに声をかけられ はっとした 無意識だった 花を踏んで居るという意識さえ無かった私は ただひたすらに 花を踏み潰すことに没頭して居た 私の記憶の中で 私は1人で 無言でそれをして居たように思う 実際は友達と話しながらだった気もする このえぴそーどを恋人に話すと それを詩に書けと言われた 不確かで確かな記憶の中を 中を 花の美しさ それを憎んだおよそ6歳か7歳の私 恋人のうちに泊まりに来てる 酒を飲みながらDeadbyDaylightというゲームをして その主人公の1人が昔関係のあった男に似てると言ったら軽く腹ぱんされた 本当に軽くだったが 内蔵に響いたのか 数秒間呼吸が出来無かった sexについて私が知ってること あなるを舐めること 星の光を眺めること 愛を求める人々のこと 私の額に刻まれた獣の文字のこと 今ウクライナとロシアが戦争をして居ること どうしようも無いとこでどうしようも無いことを詩に書いて居る人々のこと 人魚のように泡になって消え無いこと 夕飯に恋人と食べた鮭で少し胃が痛いこと 殺されて逝く命の光と影のこと 殺意をくれ 足り無い もっとくれ 溶けるまでくれ 丸ごとあげるから あなたと私の境目が無くなってどろどろの肉の渦に飲み込まれて意識が衝動でぱんっと弾けてびよんって跳ねるまでくれ ルーチンのように繰り返す日々と記憶に バイトで他のスタッフが3時間で済ます仕事に5時間かかる時苦しい 言語性IQと動作性IQの差が60近いという診断結果だった 中々に神がかってるwwwwwww 糞尿まみれのルーチン 犬のブリーダーでバイトをして居るから比喩でもなんでも無くそうだ 犬の糞を水で流しながら 色々なことが頭を過ぎる 檻に閉じ込められた 愛らしい犬達から 落ちる 糞と 尿 命の仕組みなんだと思う ゴム手袋越しにそれらに触れて 金を貰う 商業の中で飼われる繁殖犬である彼女ら彼らは 日本に生きる現代人の私から見て お世辞にも幸福とは言え無い一生を送るように見える それでも 彼女ら彼らは 人に対してまるで笑ってるみたいに無邪気な表情で 尾を振って 憎ま無い 今 詩を書きながらイヤホンで音楽を聴いて居る TK from 凛として時雨の「contrast」から始まってアニメ映画イノセンスのOP曲「傀儡謡_怨恨みて散る」、フォーレの「パヴァーヌ」「シシリエンヌ」「エレジー」、ベートーヴェンの「月光3部」、ショパンの「革命のエチュード」まで来た これは私のspotifyのお気に入りプレイリストの1部で 最近クラシックも入れたからそれが多い 今 東山奈央の「de messiah」に変えた これも大好きなみゅーじしゃんTKの提供曲だ もう空が白んでる どーしようも無い日々 どーしようも無い朝の空 ほんとに? 誰にも届か無い声を 誰にも相手にされ無い言葉を ナイフを 欠片を 月を 犬の被毛を 恋人の手を あなたの心臓を もっとくれ あなたに会いたい あなたの声を聴かせて あなたの言葉を教えて 私の中に侵入して あなたに会いたい もっと寄越せ 来ないならこっちから行くぞ 噛むぞ がぶ! まるで 写し合うよな 青 滲むように 触れ合わ無い それでも 風に揺れる color
水面と空 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1417.5
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-06-28
コメント日時 2023-07-01
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
先輩、遂にたどり着きましたね。これ最高ですね。途中のTKさんのくだりがなければ。この作品は泣けた。最後の画像もいい。やりましたね先輩。
0さまざまな感情や思考、情況や過去、そして音楽、画像がひとつの混沌を映しているが、その混沌がけっきょく混沌のまま放出され、あとにはむなしい自己意識しか残存しないという現実をわたしはこの作品に観るだけだ。たぶん、作者には自己を笑うゆとりないのかも知れない。
0過酷な仕事をしてらっしゃるのですね。
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