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ティアドロップ・メモリー
地球に迫り来る隕石を、 飛び蹴りで爆破するためだけに作られた私。 生まれた時から右足に埋め込まれたリーサル・ウェポン。 ブランコから着地した時、誤爆して地球は一回終わる。 前世が残留するようになった世界で、 王将の換気扇の生まれ変わりの君は、 顔面に油で汚れた換気扇のプロペラつけて生まれてきた。 ずっと回転し続けているから、 自分がどんな顔なのかも知らないみたい。 私は前世がサイボーグだった頃の名残りで、 体から少しだけエンジン音がする。 博士が私に入れ忘れた、人を愛するという感情を、 初めて教えてくれた君。 IQ180の私は、 ある日IQが1秒ごとに下がっていく病にかかって、 180秒後、君に伝える『すき』の2文字に、 私の全ての想いを込める。 君が死んだ時、私が流した涙のしずくは、地球と同じ大きさ。 南極で、号泣した瞬間に凍り付いて、 地球の横にできた、氷漬けのもう一つの地球。 前世の頃から右足に埋め込まれた、 リーサル・ウェポンが付属した、飛び蹴りで破壊する。 あの世に行く寸前の君に、「来世生まれ変わるもの決めてくれ」って言われて、『二酸化炭素』って答えた瞬間、 君が混ざった吐息が、口の中から出て来る。
ティアドロップ・メモリー ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 721.7
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-06-02
コメント日時 2023-06-09
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんばんは。 発想がおもしろいですね。 内容はすごく現実離れしているんですけど、読んでいて違和感がなく、感情に触れてきました。 散文で物語調の文章でもちゃんと詩になっていて、経歴も読ませていただいて思うのですが、書かれてきた方なんだと思いました。 個人的にはここが好きですね。 >ブランコから着地した時、誤爆して地球は一回終わる。 三回くらい誤爆してもいいかもしれないって思ってしまいました。
1詩の定義は様々あるだろうけど 過去にも書きましたが この方の作品は詩なのだろうかと考えてしまう 連との繋がりがプロットとしては繋がっているのは判るのだけど 俺の感覚的に詩的な繋がりを拒絶してしまうと言うか、連ごとに別日に書いた様な感覚、連続で書かれたと言えば首を捻ってしまう。 俺の感覚の問題かも知れないけど それと既視感がハンパ無い 最後の連は上手いと思ったが 正直そこだけで作品を書いた方が良いのではとも感じたな どうしても感覚的に拒絶してしまう感想になってごめんなさい 海軍 少将
0アルジャーノンを思い出しました。
1涙の記憶で、その涙は地球と同じ大きさということでしょうか。うーん…地球の全体積を考えた時、表面上にある海水はたいした量ではなくなる。ちなみに、地球上にある水の98%は海水で、残りの2%が飲み水として使える水だそうです。
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