あなたを想う - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

あなたを想う    

雨はすでにぼくらを取り囲み この酒宴の席を揺るがせはじめた ぼくは仲間を離れて 古い壁のなかに心を隠した 独りきりであなたを思い出すために あの日 熱い陽光のもと 茂りたつ樹々の葉 緑から溢れた白砂の渚は 忘却のコバルトで洗われていたのに 霧の中から薔薇色の風景となって現れてくる 水着を着た初々しいあなたは何と輝いていたことか 夜が白み光が窓から部屋を満たし始めると 永遠に透きとおっていた時がぼくを忘れ あなたが月よりも遠くに去っていったことがわかった ぼくの一日がはじまり 夜にはまたあなたを想うことだろう ひとつの嘆きが訪れるまえに



あなたを想う ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 1261.4
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-06-01
コメント日時 2023-06-29
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:1261.4
2025/04/12 11時10分59秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

あなたを想う コメントセクション

コメント数(8)
吸収
吸収
作品へ
(2023-06-03)

修飾語が多すぎるのかなと思いました まぁこれは前々から感じていたのですが。 情景が浮かびやすいとの様にとの 配慮なのかもしれませんが 読んでいて逆にテキストの中に閉じ込められてしまう感覚を受けてしまいます。 文章の運びなどから技術を持っている人だとは認識していますが 読者に情景を想像する余地を与える工夫が必要なのでは無いかと感じました 海軍 大佐(昇格)

0
watertime
watertime
吸収さんへ
(2023-06-04)

吸収さんの仰るとおり、私の作品は修飾過多のようなところがあるかなと気づきました。 比喩は使いどころが肝心で乱用すべきではありませんが、意外と自作においては無頓着だったようです。 「こうして天気は全く上々となった」 マンスフィールドの「園遊会」の書き出しですが、読者に想像力を喚起する素晴らしい書き出しだと思います。 まず、”こうして”により、その日は早朝で、直接的に天気を表現していないところから、読者は”雲一つない青空”などの表現よりもっと青い空を思い浮かべることが出来ます。 私も、こんな文章を書いてみたいものです。

0
こひもともひこ
こひもともひこ
作品へ
(2023-06-09)

失恋か過去の恋を思う抒情詩でしょうか。  古い壁のなかに心を隠した  忘却のコバルトで洗われていたのに といった詩句は気取ったポエム感があります。ここでいう「ポエム」とは、世の中で揶揄されることの多い意味で。もっと素直に書いた方がよいように私は思いました。

0
watertime
watertime
作品へ
(2023-06-09)

詩は表現の芸術です。 そうした意味で、素直に書くべきではないということになります。

0
いすき
作品へ
(2023-06-25)

watertimeさんの作品で男の人の作品ってちょっと珍しいような気が。「古い壁」って西洋の城壁とかの石とか蔦のイメージ。壁の中にものを隠すことができるわけがないので、俗っぽい例だけど千円札の透かしみたいに、心の中の城壁の透かしみたいなイメージというか。抽象的な手触りがあって好きです。 全然どうでもいいですが、私が右に走ると城壁は左に動くし、私が左に動くと城壁は右に動くが、月はその反対に、私が右に動いたら右に、左なら左についてくる。たぶんですがとても遠いとはそういうことだと思うんです。普通とは反対だから、全然語源はそうでないとわかってるんですがルナティックってめちゃめちゃこの挙動のことなんじゃないかと最近思ったりしました。

0
watertime
watertime
いすきさんへ
(2023-06-28)

そう言えば、「古い壁」は、いすきさんの仰るように西洋のイメージですね。 詩作中には気が付かなかったのですが、私の詩は西洋的なので、却ってそこに気が付かなかったのだろうと思います。 遠いというのは、各々に感覚的なところが強いのですが、ついてきても届かない、そこに届かない、それがルナティックってことなのかもしれませんね。

0
中田満帆
作品へ
(2023-06-29)

わたしはこの作品に甘美さへ埋没しようとする男を見た。しかし現実の外皮に触れようともしない姿勢に焦らされるばかりで、読み終えたところで嘆きしか見えなかった。

0
watertime
watertime
中田満帆さんへ
(2023-06-29)

この詩は現実に対峙しようとしたものではなく、非現実的な描写を主題としたものです。 そのため、読み方によるというか相性の問題が出てくると思います。 詩の読み手には、心情をリアルに捉えたものを好む方が多いのかなと感じるところもあって、自らの表したいことと読者の求めることの間でバランスを取るのは難しいと感じました。

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 2