後ろから髪を引っ張られているような、
そんな感覚で声を出そうとして
手を強く握って全身に力が入る
焦りと恥ずかしさで熱くなる耳、胸、全てから
ただあなたに伝えようとすることだけを考えて
あなたからの視線で背中に水が流れる
天井からそんな私を見ている
だんだん私の体に戻ろうとする
少しずつ現実に戻らされていく
あなたはだんだん苛立っている
わたしは泣きたくなるのです。
息はできるのに声は出ないのねと言ったあの人や
授業の初っ端から怒った先生や
全てが脆くて消えない思い出
10年以上付き合っているのに全然仲良くなれないのはどうして?
フラッシュバックで私の所に帰ってくる思い出
忘れたい思い出
なのに私がいなくなった時には
きっと全てが良い思い出
そうでありますように、神様。
作品データ
コメント数 : 6
P V 数 : 706.2
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2023-05-16
コメント日時 2023-05-17
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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閲覧指数:706.2
2024/12/04 02時52分47秒現在
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マドギワサイカと申します。
2とても辛い現実をお持ちのようです。何故そんなにも苦境に立たされているのか、たぶん理由はないのでしょう。最後の終わり方が本当に可愛そうで、神様きっと見守っていてくださるといい、と応援したくなります。まだ少ししか読んでいないのにもかかわらず、また失礼なことかもしれませが、スティーブン・キングの『キャリー』を思い出しました。文才が感じられるので、うまくいくといいのだがなあと思います。
1感想です。 >ただあなたに伝えようとすることだけを考えて >あなたからの視線で背中に水が流れる >天井からそんな私を見ている >だんだん私の体に戻ろうとする >少しずつ現実に戻らされていく 私が「良いな」と感じたのはこの部分です。 なかなか読み解くに感想の域では言えないですが 「物を書く」その、体感なり、じぶんの客観性があることも赤裸々 表現されているのだろうと。 わかるなぁ、と思いました。このわかる、は何となく、ですが。 ありがとうございます。
0いや、「物を書く」に限定したことじゃないか。すいまへん。
0はじめまして。 胸の痛くなるような詩です。 強いストレスで心に負担がかかると、言葉が全く口から出なくなる。心の中は饒舌なのに固く蓋が閉じられたかのように、一言も口にできなくなる。 そして後になってから、あのときはああ言えばよかった、と何度も思い返すので、その辛い記憶はなかなか消えてくれない。その度に心はすり減ってゆく。 私にも経験があります。 辛い記憶から逃れようとして拘るのは、かえって逆効果かもしれません。 別のことを考える、あるいは別のことをする等、できるだけ速やかに心を切り換えるような練習をしたほうがいいような気がします。 詩を書くのもその一つの方法でしょう。 でもその際は、辛い記憶に捕らわれないよう、詩の構成や表現の工夫等に注意を持っていくようにしたほうがいいと思います。 とりあえず、気を楽にもって、できるだけリラックスしてください。
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