桃の缶詰
あまいね
あまくてやわこい
残ったシロップは
透明で
水あめみたいだ
と思った
汚れにみちた
ももいろの生活を凝縮したような水あめだ
*
えー、僕はこう思うんですよ。日本はくだらない。僕も日本も政府も全部ぶっつぶれればいいってね。そうやって生きているとだんだん気づくんですよ。あなたも僕も変わらないんだ。しかしあなたはそれを口に出そうとしない。なぜ言葉を発しないのですか。僕が絶望しているようにあなただって絶望している。しかしあなたはじっとしているんですよ。それが僕はくやしい。僕のようにみんな正直になればいいんだ。その正直さはいずれあなたを救うかもしれないのに。
*
電子レンジ
ブーン
って音がなるの
嫌いじゃない
温めするには
わたしは温まりすぎていて
あなたは冷えすぎている
*
co-
一緒の[に];共同の[で];補助の
*
こんにちは人類
わたしは今日も元気です
洗濯物を干して
あおくひかる屋上にいます
やさしい麦茶ってほんとにやさしいんだろか
もしそうなら
わたしもおなじくらいやさしくなりたいです
*
P.S. わたし、もう決めたんです。ごめんね
作品データ
コメント数 : 2
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作成日時 2023-04-06
コメント日時 2023-04-09
#現代詩
#縦書き
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2024/11/21 19時31分46秒現在
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倣って。 桃の缶詰に例えるならば。 >僕はこう思うんですよ。日本はくだらない。僕も日本も政府も全部ぶっつぶれればいいってね。 眼目の果肉は、上記抜粋に集約されている。 後は、修辞的余白、とでもいうべきもので、缶詰のシロップと想像していただけば、良い。 あとはただ、読者として上記の、内的吐露の発露を、愉しめばいい。 わたしは、そのように読みました。
0読んでくださりありがとうございます。自分でもなにがなんだか分からない作品になってしまいましたが、そんなふうに解釈していただきうれしいです!
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