懺悔します。真に麗しき労働者で有る、茶太郎青年は、日毎、労働に勤しんで折ります。そして、何度も職場で屁をかまし……
若草もゆる春の匂いは、婦女の柔肌の如し。麗しく、繊細な尊さを持っている、真の美で有ります。
糞を我慢するからでしょう。この香しき、幸福の煽りは、全き徳とも言わしめる、自然との調和を感取する皆をも、悦ばしたもう、本性を擽る……
性格に背きます。何故なのでせう、と、茶太郎は曰った。
人々は声を上げる。実に我等は豚の叫びを聴き、動揺している。春の匂いを得るに至り、貴様の安らぎを、血祭りにせんと欲す。我等の平和は転んでいる、覚悟せられし、茶太郎。
待ちたまへ、君ら。心の奥を覗きたまへ。無垢なる自然を、君らにとって、形容出来ずとも、この自然な感動を、好意を持って、受け止める事は一寸でも出来よう。己を知り、本質を捉えてごらん。茶太郎は、また曰った。
最低、この変態。何人かの婦女がそう告げると、皆は茶太郎青年に白い目を向けた。生きるとは、こういう事で有ると茶太郎青年は悟ると、その魂はトナカイに引かれた橇(そり)に乗り、皆に手を振って、夜空に消えた。そうして、茶太郎青年は、皆に幸せの匂いを配る、自称サンタクロースのおじさんになった。茶太郎青年は今日も労働に勤しんでいる。
作品データ
コメント数 : 7
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作成日時 2023-04-01
コメント日時 2023-04-28
#現代詩
#縦書き
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2024/11/21 19時32分16秒現在
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書ける人 才能アリ 唯、作品の内容はほぼない 茶太郎はぶん殴られた方が良い感じ 投稿日が4月1日なのでまぁ しかし、一定期間後に筆名公開されるのに・・・ そう言う意味でも胆力自体は評価に値すると思う 筆名公開後に判定(恐らく判定済み)
0確かに茶太郎はぶん殴られた方が良かったかも。ぬはは。ありがとう。笑
0あ、返事を間違えた。作品へのコメントになってた。( ̄▽ ̄;) 確かに茶太郎はぶん殴られた方が良かったかも。ぬはは。ありがとう。笑
0茶太郎青年の労働ですか。屁をかましと言うところで意識を少し掴まれますね、労働中なので。春の誘惑、婦女子の誘惑でしょうか。心の奥、無垢なる自然、春の匂い、我らの平和。生きることの意味、解釈。茶太郎青年のその後が気になるところです。
0自然を愛する茶太郎は、街を全裸で歩いていたら、女性に通報されて、捕まりました。今は獄中です。先日差し入れに行ったら、○孤、娑婆に戻ったら遊ぼうや?って言われましたが、断りました。遊ぶつもりは有りません。ま、全部、嘘なんですけどね。笑
0茶太郎、って名前つけちゃうセンスが抜群に良いですね。
0桃太郎、金太郎、野良茶太郎。茶太郎という名は、テレビで昔、観たコント中の名を、リスペクトして居ります。
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