フィラデルフィアの夜に 40 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

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明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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フィラデルフィアの夜に 40    

フィラデルフィアの夜に針金が行進します。  聞こえてくる喧騒。時々飛び込んでくる光。 誰にも気づかれない街の片隅で、虫の息が続いています。 次第に次第に呼吸は浅く弱くなっていきそれはもう死ぬ人の、もう助からない呼吸へと変わっていっています。 もたれ掛かり項垂れた様はどこか王様を思わせる。 でもその人に仕える人も、看取る人さえもいません。 細い呼吸が聞こえなくなりました。 最後の眠りへと就いています。  夜、街の中で、一切の動きを止めました。  その右腕だけは例外に。  止まった呼吸を引き金に、右腕は動き始める。 肩から肘は操られる様に、手首は周り、指先は目にも止まらない。 指先からは何かを紡ぎ出し、組み立て、捻じりひねり、生み出していく。 飛び込んでくる光は生み出した何かを照らす。 楽器、それらを持った人たち。 針金の体を持った、楽器を携え演奏する。 指先からは何かを紡ぎ出し、組み立て、捻じりひねり、生み出していく。 光はさらに照らす。 動物たち。大小さまざまに。 陽気に跳ねて、走り回る。 指先からは何かを紡ぎ出し、組み立て、捻じりひねり、生み出していく。 光はさらに照らす。 色彩。まばゆく七色に彩る。 演奏する針金たちに、跳ねる針金たちに、踊る針金たちに。 項垂れる王様みたいな人に。 時々差し込んでくる光は、露わにする。 鮮やかなパレードを。  針金たちの歌声と演奏のパレードは、街の喧騒にかき消され誰にも気付かれない。 それでも続く。動きを止めた王様を先頭に、飛び込んでくる光を七色に染め上げて。  パレードは続いていく。 光が差し込まない闇へ向かって進んでいく。 闇に向かって飲み込まれていく。 闇に向かって沈んでいく。  もう、パレードがあったとは誰も思いません。 ただ光が、あのパレードの余韻を刻みつけていました。 夜ごと夜ごと、差し込んでくる光。 差し込むたびに、七色があの街角を鮮やかに、色豊かに、彩っているのです。


フィラデルフィアの夜に 40 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 677.0
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-02-26
コメント日時 2023-02-26
#現代詩
項目全期間(2024/11/21現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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叙情性00
前衛性00
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 エンタメ00
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閲覧指数:677.0
2024/11/21 20時34分08秒現在
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    作品に書かれた推薦文

フィラデルフィアの夜に 40 コメントセクション

コメント数(6)
吸収
吸収
作品へ
(2023-02-26)

菊地秀行チックな文章 どうかな? なんとなくだけど。 ただ冷たさも熱量も足りてない印象 やろうとしている事は評価できるけど モノになるには時間がかかりそうな 感じ CP9

0
m.tasaki
作品へ
(2023-02-26)

はじめまして。 幻想的な作品ですね。 街の片隅で、誰にも気づかれずに息をひきとる人はホームレスのようですね。 その時動き出した右手が紡ぎ出すものは、 その人がかつて持っていた夢や希望か、 あるいは今の後悔や絶望や諦念なのでしょうか。 それとも孤独に逝く者へもたらされた、 神の憐れみでしょうか。 街の喧騒にかき消され、闇の中へと消えてゆくパレードば、誰にもその存在を知られません。それが何か哀愁を纏った美しさを醸し出しています。 ただ右手から紡ぎ出された何かと、飛び込んでくる光と、針金と、 それら3つの関連がいまひとつぼやけたままですので、読み手にとってはイメージがつかみにくい感じがします。 その点がすっきりすれば、 より美しい詩になると思います。

0
三浦果実
作品へ
(2023-02-26)

シリーズ40回おめでとうございます。針金が一行目にあって、感無量です。

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羽田恭
吸収さんへ
(2023-02-26)

感想ありがとうございます。 まだまだ掴むべきものが掴めていないと言われたら、事実でしょう。 それでも懲りずに書き続け、投稿し続ける所存です。 何と言われようとも書き足りないので、精進します。

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羽田恭
m.tasaki さんへ
(2023-02-26)

実は気にいらないのも含めると合計66作品にもなっています。 https://ncode.syosetu.com/n5588fv/ 1982年のフィラデルフィアで見つかった作品群を元にした連作になります。 それで今回の元ネタは張六郎の漫画「千年狐」の最新話です。 中国の古典「捜神記」を元にしたこの漫画、別の古典の「神仙記」を話を元にしているみたいです。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF01200324010000_68/ それをフィラデルフィアで見つかった作品群の作者が世の中から離れた人物が作ったのではないかという考えから、色々組み立てた結果こうなりました。 主題が少し分散しすぎましたか。 そこは注意した方がよさそうですね。 ありがとうございます。

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羽田恭
三浦果実さんへ
(2023-02-26)

ビーレビューに投稿した物だけで40で、合計は66にもなっていました。 予想外に続いており、感無量です。

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