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夢と現実の関係
若い時、現実はそのまま夢になる。 夢みることと生きることは同じ。 壮年期、現実はそのまま生活となる。 夢みることはなくなり、現実を這いまわる。 老年期、現実はふたたび夢となる。 夢の中をさまよい、死という現実に堕ちていく。 若い時、僕らは現実の中にいるのか夢の中にいるのか本当に理解していたとは思えない。小さい頃の夢はほとんど現実と変わらなかったね。だからもう本当に区別するなんてできなかったんだけど、中高生になっても半分以上夢を見ていたんじゃないかな。夢の主人公は常に自分で自分を中心に世界は回っていた。感情も常に豊かでいつもときめいていた。そうでばかりもなかったな。悲しむ時は本当に死ぬほど絶望したよ。若い時は誰でも多かれ少なかれそんなもんじゃないかな。 でも社会人になるとそうはいかない、精神を徹底的に鍛えられる。というより会社の歯車として忠実に働けるように訓練されるんだ。そこで人は忙しい毎日を送るうちに現実の厳しさを心底知るようになる。夢も希望もどこかへ消え、まさに現実を這いずり回るしかなくなるのだ。でも時が過ぎ、定年になって会社から追いやられ、体も痛んで動かなくなる頃から、再び現実と夢の関係が変わってくる。あれほどまでに鉄壁であった会社がただのつまらない一会社に過ぎなかったと気づいてしまう。そこで費やした膨大な時間が実は虚しいものだったと思うようになる。この現実というのは実はもしかしたら根拠のない夢のようなものだったんじゃないかと感じるようになる。
夢と現実の関係 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 896.9
お気に入り数: 2
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-02-06
コメント日時 2023-02-13
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
なんとなくぼんやりそうだろうなぁみたいな感じて思っている事を そうなんだ!って言い切っている感じ は潔いとは思いますが文章に スタイルみたいなものが無くて 読んでいると申し送りみたいな感覚を持ちました 筆者は面白い人なんだろうけど それがまだ表現としては出せていない感じがしますね 小説を発売とのことですがそちらの方が文章的にも良いのかも知れませんね
0北川 聖 様 ビーレビが初めてのコメントになります。 よろしくお願いします。 私にとって、この作品は、今をどう生きるかを考えさせてくれる大切な詩です! 夢は、人の成長とともに現実と交差しながら変化する、いや変化していくものだとそう断言するように、詩は深く自分に迫る。 人の一生はその姿で、いつか終焉を迎えても、いのちそれ自体は、また次に生まれて来る時を待つのだと、そう聞いたことがあります。 死というそれぞれの最期は、人によって様々ですが、もし縁があるなら、私は今この地球上で出会えた家族、そして一人一人の友人と、どの時間軸の、どんな星かなんてわからなくても、必ずまた出会える気がします。 たとえ一瞬でも心通わせた人を忘れたくない! 忘れない!次もいっしょに生きたい! いっしょに笑いたい! と心から思っています。 詩を書く、書いているということは、すでに自分にはけっして離れることがない親友がいるのと同じ。 この親友とともに、面白くもない現実を、楽しく生き抜きたいと思う。 あなたのいくつかの詩を読んで得た感想でした。 YUMENOKENZI
0こんにちは。ビーレビはキツイコメントが多いので出す人は覚悟しなければなりません。 あなたのように僕と波長の合う人と巡り会うことはあまりありません。 Twitterで短い詩を楽しみながら出していますが、長い詩も書きます。そちらの方は色々投稿して賞なり入選をしております。素敵なコメントありがとうございました。
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